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降臨ただし爆誕方式

遅くなったうえに短いです。申し訳ない。

今日は女神様と戦乙女が来る日だ。一応、神々しい感じでの登場をお願いしたけど大丈夫だろうか。流石に未来から来たロボットよろしく的な感じで裸で来られても困るからね。本当にあの駄目な感じからいくとありえないといえないから困るよ。それにしてもなんでパパとママは壁際にいるんだろう?


そんな無駄なことを考えているうちに部屋の中心に光がさしこみ神々しいまでの光の柱へと変わっていく。そして静かにだが厳かな雰囲気を醸し出し女神様と戦乙女が現れる。正しく神々の降臨といった感じだ。


おぉー。なんというかこれぞ神様って感じだ。真面目にやればできるじゃないですか!


感動しているのもつかの間、壁際から異様な空気を感じあたりを見回そうと首を動かしていく。壁の至る所に魔法陣のようなものが現れ輝き、光の玉を幾百も生み出している。そして飾られた多様の剣が踊る様に宙に舞い光の柱を包囲する。


女神様と戦乙女が降り立ち光の柱が消えた瞬間、光の玉が、剣が2柱へと向かっていく。そして矢のように突っ込んでいくパパ。


光が部屋を包み爆発音と風切り音、何かの砕け散るような音。多様な音を奏で女神様たちを歓迎する。


『ふふ。やはりこの私を歓迎するための準備のようね。一瞬のうちに全てを込めたとても儚く美しい演出だったわ。本当に込められた思いが純粋で美しい。』


胸の前で手を組み感じ入る様に感想を述べる女神様。対する戦乙女はというと。


「何を言っているのです、女神よ。あなたはの目は節穴ですか?一糸乱れずに雨のように降り注ぐ多様の武器、そしてビクトンの御父上が紡ぐ武踊。速くまっすぐな太刀筋。素晴らしい歓迎です。」


拍手をしながら一連の流れを嬉しそうに評価している。


『これだから無駄巨乳は駄目ね。戦ばかりだからこの芸術がわからないのね。どちらが正しいのかは勝負の結果が教えてくれるでしょうから。』


「いいでしょう。どちらにせよ正しいのは私なのですから。女神よ、ここは勝者の余裕というものを見せてあげます。」


剣を振るった形で硬直するパパ。手をかざし硬直するママ。


「では、ビクトンをお預かりいたします。夕刻過ぎには戻りますので。」


何事もなかったかのようにビクトンを抱えながら光の柱への戻っていく戦乙女。


こうして戦いの幕が切って落とされたのだった。





“なんか早すぎて見えなかった…。でも安心ついててよかった録画機能。あとでスローで再生してみよう!女神様たちがあれだけの評価を下すんだから素晴らしいに違いない。”


気づかぬビクトンは相変わらずの親の心子知らずでした。


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