表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/6

感想編

 最終回は感想編。

 だれだって感想をもらえるのはうれしいけど、感想は毒にも薬にもなるんです。そんなお話。

 感想には全て返事を書くべきか?

 これは各作者ごとに判断すればいいけど、感想があるていど来るようになるとけっこうな負担になったりする。

 私はそれを嫌って、基本的に誤字指摘のお礼以外は感想を返さないようにしている。

 ただ、感想に返事を書いた方が感想は集まりやすいなんて話も聞いた事があるからこのあたりは、各人の判断任せという所。

 問題なのはここからで、応援レスやネガティブレスなどで対処できない、提案レスの扱いである。

 技術チートや内政チートなどによくあるが、


「これしたら?」

「こうすると効率上がるよ」


のレスだったりする。

 私の場合は感想を返さない方針だけど、これらの提案については以下の条件で採用するという指針を持っていたりする。


1)その提案を作者が理解できるか?


 話の展開上絶対にこれは大事。

 wikiで読むだけではなくその知識や技術で話が作れないと提案してくれた方に失礼だからだ。

 私は経済系の大学に行っていた文型人間なので、理系や技術系の提案についてはこれで使わなかった事がある。

 金融商品なんかは、FXをやっていたので知識や情報を生で取れていたからこれを軸にしたというのもあったり。

 石炭なんかは北部九州に住んでいた事もあって、図書館や資料館に足を運んで調べた上で使っていたりする。


2)他の人に理解・拡散ができる技術か?


 知識や技術は抱え込む事で独占利益を得られるけど、途中で人手が足りなくなる。

 だから他の人に教える必要がある。

 その技術や知識を他の人が理解できるかというのも結構大きかったりする。

 たとえば南蛮船の運用なんかだが、これは南蛮船という実物があり、それを使っていたポルトガル人がいた事が大きかったりする。

 で、宮ノ前事件や横瀬浦襲撃事件みたいな南蛮船が損傷し船員が負傷するような情報を吸いやしだすい史実の事件があった事がどれほど大きかったか。

 逆に、遊郭がらみの知識などはむしろ広めるのが楽な事例だったりする。

 今も昔も基本的に快楽というのは代わっていないし、やる事はやっているからだ。

 むしろそっち系の道具が電気を使うのでそれが使えないぐらいだが、それ以外は習得可能という形で私は話を進めている。


 まとめだけど、感想はあると励みになるし、違った視点を気づかせてくれるからあった方がいい。

 けど、その感想に振り回されると本末転倒なので、話が終わるまで感想を禁止にしているが、そうなると感想が少なくなるので悩んでいる人も知っていたりする。

 どっちにもメリットとデメリットはあるのだ。

 私が終わらせ方編を先に書いたのは実はこのためだったりする。

 感想を見ながら話を進めると、まず確実に道に迷うからだ。

 実体験だから間違いがない(笑)。

 だからこそ、複数の終わりを提示し、迷っても終わりに迎えるように配慮したつもりである。


 最後に、とある方から頂いた金言を。


『話を終わらせるってのは、『スキル』なんですよ。

 このスキルを持っていない作者は話を終わらせる事はできません。

 どうやって、入手するかって?

 簡単な事です。

 話をまとめること。

 話を妥協させる事を常に意識していれば自然と身につきます』


 初心者の皆様は、ぜひ短編でもいいので物語を完結させて、文の最後に『終』の文字を入れて投稿してほしい。

 今までの感想とはまったく違う感想があなたの前に見えるはすだ。

 これこそが作者の特権であり作者の快楽である。

 この極上の快楽を多くの初心者が味わえる事を祈って。  



--おわり--




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ