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シナガワ国王は城壁に乗って叫んでいる。
「うらぁ!てめーら!キヤガレェ!……おっと!そっちには良い弓兵がいるんだったな!」
ハンター隊長が弓を引くと直ぐにシナガワ王は引っ込んでしまう……
おそらく城に近づけたい理由があって挑発しているのか?……
落ちるのは時間の問題……兵糧の蓄えが無いのは知っている……尽きるのは向こうの方が早いはずだ……
しっかし……籠城か、無駄な時間かかるじゃないか……全くもう
「ロビンス……どう見る?」
「シナガワ城は堅牢ですね……しかし挑発は何か秘策があるのでしょうか?」
「ゼスタはどう思う?」
「うーん?あの方は本当に王でしょうか?」
……なに?どういう事?
「え?」
「何となく王は他にいるような、そして長期戦を望んでる気がします……」
「んん?話が見えないな、なんで?」
「何となくですが?……強いて言えば、あの方は何かに怯えてる感じなんですが、私達に対してじゃない感じが……」
「ほぅ……どうするかな……」
しかし、クロダイに腹を喰われて俺も臆病になったなぁ……
ゼスタの感か……信じてみるか?……
『カジロウ様!セタガヤとメグロの国境に位置する村が山賊に襲われているのを発見したそうです!』
『ん?何だって今そんな連絡するの?』
『勢力拡大の為にはこういった中立村を助けて行くのが良いかと思いまして……如何致しましょうか?』
……なるほど、国境の村群は管理があやふやだったな、たしかあの辺は4世の時、メグロ所属だったが、戦争に負けて国力を失った時にいつの間にか奪われたんだっけか……
『助けてやれ!山賊を蹴散らした後、出来れば村長を説得して骨を常駐させるんだ!……村に壁を作ってやってウダゼ教の紋章を刻むんだ』
『承知いたしました』
中立とはいえセタガヤ寄りだった村……国間の関係も悪化するだろうな……なんとかシナガワを落としてオオタ国も何とかしたいが……
【骨大砲】!
「ゼスタ!お前の感を信じる!……全軍進め!」
カジロウは大砲を作り、骨達を入れていた。
「カジロウさん!危ない!」
ゼスタが焦った顔でこちらに向かってくる。
「は?」
何言ってんだ?……敵の矢も飛んで来てないし……なに??……あん?
少し離れた地面からレーザーポインターの赤い点が進みこちらに近づいて来る。
何処からだ?シナガワ城か?
カジロウが見るとシナガワ城の城壁の上からレーザーが発射され、カジロウの頬にかかる。
う……眩しい!
「カジロウさん!」
ゼスタがカジロウの額に当てられたレーザーを掌で遮った。
《パチュ》
突然何かが潰れる音がした思った瞬間、ゼスタの掌に穴が開いていた。
「くっ!」
「はぁ!?ゼスタ!下がれ!」
カジロウは大砲を全て城壁の人影に向けた。
レーザーポインターを持った人影は城の中に消える。
「大丈夫か?」
「……このぐらい平気ですよ?兎に角あれが……痛っ……掌の痛覚が……何かに触られてる……気持ち悪いですね……」
「……ヒールしてみろよ」
「……ダメみたいですね」
『カイゼンハート……なんの魔法だ?』
『魔法の原理を超えてます……ユニークスキル……あるいはカジロウ様のように……』
……だよなぁ〜……レーザーポインターってとこがそれっぽい……
「数で押せば関係ない!全軍!雪崩込めぇ!」
メグロ兵達は総勢20万人で城の城門を破り、攻め込み、城壁の制圧は簡単に成功した。
カジロウはレーザーに注意しながら辺りを見回す。
……何処だ!何処に……
『カジロウ様!犯罪者は年齢16歳位、人間です!城内に逃げ込みました!』
「城内だ!一気に……」
「カジロウ様!私が!」
「……よしロビンス、骨隊長を連れて行け!」
ロビンスと隊長10名が城内に入っていく。




