P.6 俺と同郷の新メンバーの登場
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頑張ります。
10月28日
ギルドにて
今日から本格的にパーティーメンバーを集めようと思う。
ならば話は早い。
入りたい、そう思うようなパーティーにすればいい。
簡単に言えば、実績を出す、ということだ。
よって、依頼をたくさんこなしていくしかない。
「はぁ~」
大きなため息。
ため息の主は他でもない、俺だ。
「どうしたの? 昨日は頑張るぞー! とか言ってたのに」
「いやー、だるいなぁ~と思ってね……」
基本的に、人間という生き物は、怠けるものだ。
そして、怠けても大丈夫、そう思ってしまったら、もう何も出来ないのだ。
俺には今、圧倒的な力と財力のどちらもがある。
こうなってしまえば、ニート生活も出来てしまう。
「仲間が欲しいと言ったのは、ソウの方でしょ?」
「まぁ、そうなんだけどね……」
名前がソウなので、よくダジャレに使われる。
まったく面白くないのにね。
まぁ、それはいいとして、仲間が欲しい、これは本心だ。
それなら行動に移したい。
が、エレナという美少女が仲間になったからには、美少女ハーレムでも作りたいと思った。
ならば、適任な奴がいればいいのだが、そんなものが簡単にいるわけがない。
前を歩くエレナに追い付こうと、小走りをしようとしたとき、声を掛けられる。
「あの~少しよろしいですか?」
「ん?」
声を掛けてきたのは、美少女だった。
その容姿を例えるなら、天使って感じだ。
淡い栗色の髪、髪と同系統の色をした瞳。
まさか、この美少女もパーティーに!? そう思ったのも束の間。
「あなたも、あっちの世界から来てますよね?」
その言葉が、俺の緩みきった体に激震を走らせる。
「あなたも、ってことは、アンタも、なのか?」
「ご名答です」
てことはコイツも……
「鍵を持ってるんだな?」
「えぇ」
なるほど。
俺だけじゃなかったんだな、鍵持ち。
そして、二人だけでもない。
多分もっといる。
「ねぇ、ソウ? この方は?」
忘れていたが、エレナもいたのだった。
完全に忘れてたけど……。
「同郷の人だよ。少し話があるから、先に行って待っててくれ」
「ふ~ん、わかった。先行ってますよ~だ」
何か知らないが、エレナは拗ねているようだ。
女のあしらい方はよくわからん。
「さーて、何から話すかね」
「こっちの世界の人と、仲いいんだね」
「まあね」
*
場所を移し、向かい合う俺と美少女。
少女という年齢ではない気がするが。
「名前、聞いていいか? 俺は神木想だ」
「神無月咲」
口数少ねぇな。
「何で話し掛けてきた?」
「同郷の匂いがしたから」
なんだその理由。
同郷かどうかなんてわかんねぇだろ。
同郷っていうのは、日本ってこと。
「アンタ、俺のパーティーに入らない?」
さっそく本題。
このチャンスを逃がすわけにはいかないなぁ。
偶然の同郷の人。
あえて追及はしていないが、コイツもかなりのチートスキル持ちだろう。
「話したいことがそれか……」
そうですけど~?
文句あります~?
「暇していたところだ。いいでしょう、入ってあげますよ」
「そりゃどーも」
こうして俺は、新メンバーの勧誘に成功したのだった。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
明日も更新できるよう、頑張ります。




