〜プロローグ〜
第2宇宙、惑星ザベルにて、聖王の為に建てられた立派な城の頂上にて聖王アーズは暇を持て余していた。
──私はこの宇宙を統一してもう数百年とこの平和な状態を維持したんだ…次は何をするべきか──
「聖王様!!!」
そんな時、聖王の間に繋がる巨大なドアが勢い良く開かれ1人の配下が目にも留まらぬスピードで聖王アーズの前へ跪いた。
「どうしたんだ、モズ。そんなに慌てて。」
モズは満身創痍の状態で息を切らしながら焦燥の顔で聖王アーズを見つめた。
モズはこの宇宙を統一した時から大いに活躍し、武力智力ともにずば抜けており、ここまでになるほどの何かがあると聖王アーズはかなり驚いていた。
「私たちが統一した第2宇宙に、どこからか全く分からない何者かが侵略しに来たと宣言をし、既に様々な星が壊滅的被害を受けています!このままでは時期にここと侵略者のぉぉぉぉぉぉ…」
「おい、どうしたモズ続けて状況の報告をしてくれ!!!」
「お、1番強そうなやつがここにいたのか上手に隠れていたのか?」
声はモズを通して聞こえてきている、どうやらモズを精神支配しそこから状況の把握をしているようだった。
そして、その発言をしたであろう人物がモズと入れ替わるように転移をしてきた。
「よお、あんたがこの宇宙で1番強いのか?俺はこの宇宙を征服しに来たジョウってんだ。とりあえず斬り合わねぇか?それとも俺が強すぎることに気付いて敵前逃亡でもするか?」
「ほう、ジョウとやら?良くぞここまで来た。貴様の為に私が闘おう…と思ったがこの宇宙は既に壊滅的、再建は不可能にまでなっている。私はこの宇宙に思い入れはもちろんあるがここまで育てた宇宙をここまでされてはもう切り捨てるほかなかろう。私は逃げよう」
「は????お前それ本気で言ってんの??お前の宇宙がここまでやられてんのにそんな感じで切り捨て…」
「そう、私は逃げる。だが、お前は平和に暮らしていた民や生物を無差別に殺した罪で私が直々に手を下そう。」
ジョウが語り終える前に聖王アーズの手がブレたかと思うと、ジョウの体は頭から股にかけての綺麗な一閃が駆け抜けていた。
こんなものかと聖王アーズは少し残念に思いながら、事の発端とジョウをしっかりと観察するようにした。
「ふむ、私の察知にも気付かずにこの宇宙入り蹂躙していたのか…こいつはただものでは無いな。しかもこの宇宙の戦士とは全く別物だ。」
この世界にも様々な装備があるがそのどれと比べてもジョウの物は全く別物であったのだ。
「倒したはいいが、この宇宙は再建不可能まで追い詰められているな、どれ、確かこいつはどこからともなくこの宇宙に入ってきたと言っていたが脳を少し探るか」
そういうとアーズは無造作にジョウの死体を持ち上げ、脳の中にある記憶を無理やり引きずり出した。
「ほう?この宇宙以外にもまた別の次元からやってきた侵略者。それは私が感知できぬわけだ。ならこれはまだ私が知らぬ世界をまた旅できるのではないか?」
この事実に聖王アーズは早くも胸を踊らせていた。聖王アーズは強くなりすぎて相手はアーズを見るや否や逃げ出すか降参してしまう始末で、この何十年は戦闘すら起こらなかったのだ。
期待を胸にアーズは幾何学的な魔法陣をいくつも重ね合わせその世界に転移しようとした。
しかし、そう簡単には宇宙の法則が許してはくれないようだ。このまま無理矢理行くのも出来なくはないがその世界にたどり着いた時にどうなっているのかは聖王アーズを持ってしても見当がつかないのだ。
「では、魂だけをそちらに送り込もうか。名前が全く違う人物に転生は面倒だろうからそこら辺は私の強制力を働かせてそちらへ飛ばせてもらおう。」
そう言った瞬間、聖王アーズは生命の機能を停止し人形のように崩れ落ちた。そこには体を左右に分けられたジョウと聖王アーズだけが残されていた。
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どうも初めまして。だりおと申します。
ラノベ系を多く読んで何となくこんな感じの作品が作りたいなぁという思いだけでほぼ殴り書きで行く予定です!
処女作になりますので優しくしてやってください。
ご指摘は有難いのでどんどんとお願いします。
むしろこうした方がいいんじゃないか、ああした方がいいんじゃないか、などの案も頂けたら私も参考にしたいと思っています。
更新頻度は不定期ですが、できるだけ頑張ろうと思いますので、よろしくお願いしますm(_ _)m




