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どうでもいい話 脱力エッセー  作者: カキヒト・シラズ


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戦前の大東亜共栄右翼 VS 戦後のアジア分断統治右翼

令和7年3月7日


 あなたは”右翼”というと何を思い浮かべるだろうか。


 辞書的な意味では右翼は国家主義、愛国主義、民族主義を指す。

 また左翼、つまり共産主義に反対する思想が右翼だという定義づけもある。経済的には右翼は私有物を認めた資本主義を支持する思想ということになる。


 左翼もしくは共産主義の代表的思想家がカール・マルクスに対し、右翼もしくは民族主義の代表的思想家がマックス・ウエーバーだと言ったら、あなたは同意するだろうか。

 外国の右翼、左翼はともかく、日本国内限定で言えば、天皇賛成派が右翼、反対派が左翼という分類も一般的かもしれない。


 ここ最近気づいたのだが、若い世代は米国の民主党のようなリベラルを左翼と呼び、共和党のようなリバタリアンを右翼と呼ぶようだ。

 古い世代の感覚では米国は共和党も民主党も資本主義で、共産主義には反対の政党と思うのだが。


 いずれにせよ世間一般で使われるスラングとしての”右翼”、”左翼”は世代間でズレがある。

 一昔前、軍服を着て軍歌を大音量で流し、トラックで街を徘徊する街宣右翼というのがあった。私と同世代の人で、右翼とは政治や歴史を勉強したヤクザだと思っていた人がいた。小生の世代では右翼というとヤクザのような暴力的組織を連想する。

 一方、小生より10歳年上の全共闘世代にしてみれば、暴力的組織というと左翼を連想するかもしれない。爆弾テロや機動隊に火炎瓶を投げつけるデモ隊がみな左翼だったからだ。

 


1.戦前右翼と戦後右翼は違う


 ところで戦前の日本の右翼はどうだったか。

 鬼畜米英、八紘一宇、大東亜共栄圏などのスローガンを掲げた国粋主義が右翼だった。

 日本が作った戦前の満州国には五族協和という語があり、日本、中国、朝鮮、モンゴル、満州の五民族がなかよく暮らすことを目指していた。

 つまり、太平洋戦争の相手国である米国、英国は敵であり、アジア諸国は味方という考えが戦前の右翼だった。


 これに対し、戦後はGHQの指導により、日本はアジアから孤立させるとともに、宗主国たる米国や英国に敵意を向けないよう情報操作された。

 これは米国CIAによる東アジア分断統治政策と言っていい。

 かつて約30年間、朝鮮半島は日本の領土だった。また台湾も日本の領土だった。

 戦後、日本の領土はGHQにより分断され、今日の北朝鮮、韓国、台湾ができた。このうち北朝鮮、韓国、日本の国民は互いに憎み合わせ、決して協力したり、一致団結したりしないよう、CIAが情報操作してきた。

 ロシアや中華人民共和国もまた、米国としては日本と一致団結するより、敵対してもらった方が地政学的に都合がいい。

 こうした事情から、戦後の多くの日本の右翼はアジア周辺国に対して敵対感情を持ち、アジアから感情的に孤立しているのである。彼らは何らかの形でCIAと癒着していることが想定される。



2.新時代の五族協和思想を

 

 日本国民の利害を考えるとアジア周辺国から孤立しているより、協力関係を作った方が都合がいい。

 実際のところ、日中貿易は盛んだ。

 資源大国と言われる北朝鮮と国交を回復し、貿易を始めたらその経済効果はどうなるだろうか。

 また北海道の小樽はロシアと貿易が盛んだった時期があった。

 かつて韓流ブームがあり、韓国のテレビドラマが日本でも人気だった。


 日本海貿易を盛んにすれば東アジア周辺国の経済を牽引できるかもしれない。

 その意味でも戦前の右翼の五族協和思想を新しい形で復活してほしいと考える。


(つづく)


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