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どうでもいい話 脱力エッセー  作者: カキヒト・シラズ


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〽GMO熊谷バッシングするなら GMO熊谷バッシングするなら 

初出:令和8年11月7日



 さて、お名前ドットコムでおなじみのGMOインターネットグループ社の熊谷社長がネットで話題になっている。

 同社がハッカーのサイバー攻撃に遭い、同社はもちろん、FX投資などで同社を利用していたユーザーに損害が発生した。このため謝罪会見を開いたのだが、かえって熊谷社長へのバッシングを誘発する結果となった。


 話の途中で泣き出したり、スライドを出すのが遅れた社員やボタンを閉めてない社員を叱責するなど、熊谷社長をイジるにはツッコミどころ満載の謝罪会見なのだ。



1.犯人そっちのけで被害者の社長を糾弾?


 ネット動画ではひたすら熊谷社長に対する批判のコメントが相次ぐが、そもそもGMO社は被害者だ。

 セキュリティーシステムが最新版にしてなかったから熊谷社長が悪いという論調もあるが、それでも一番悪いのは加害者のハッカーではないか。


 たとえば銀行強盗が金を盗み、銀行にも預金者にも損害を出したとする。

 この場合、一番悪いのは銀行強盗であって、警察はまず犯人を逮捕し、事件の全容を解明した後で銀行のセキュリティーシステムの不備をマスコミが指摘したり、行政が指導したりする。これが本来の順番ではないか。

 犯人そっちのけで被害者たる銀行の頭取や支店長だけを糾弾するとしたら不自然だが、この不自然なネットメディアの対応が今回の熊谷社長バッシングに思える。



2.で、犯人はだれか


 大企業のサーバーが相次いでハッカーに侵入されるという被害に遭っている。

 一昔前と違い、セキュリティーシステムが完備されている昨今、そんじょそこらのPCオタクが犯人ということはあり得ない。ある程度の規模を持つ組織的なプロの犯行だろう。しかも広義のインサイダーである可能性もある。


 ゼロ年代、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)で”自作自演乙”というネットスラングが生まれた。

 一人のユーザーが複数のユーザーに成り済まし、質問と回答の両方を書き込むことを揶揄する意味だ。

 だがこれはもともと米国で2001年に起きた911同時多発テロから来ている。

 陰謀論的には911は米国政府の偽旗作戦、つまり政府がテロを自作自演したという解釈が広まっている。

 ここから偽旗作戦を自作自演と表現するようになった。辞書的にはシンガーソングライターが自分で曲を書き、自分で演奏することが自作自演なのだが、2ちゃんねるのネットスラングは911を意識していることは明らかだ。


 911の真犯人はだれか。

 陰謀論的には米国政府というより、それを操るDS(ディープステート)だとされている。

 だが小生としては漠然と支配者階層という語を使いたい。一つの国だけを管理する支配者層ではなく、世界的に影響を及ぼせる支配者層をイメージしている。



 ところで大企業のサーバーをハッキングできる能力を持っているのはだれか。

 まず第一に米軍およびイスラエル軍のサイバー攻撃部隊を想起する。

 最初に米国の政治的圧力で日本の大企業を彼らが指定したセキュリティーシステムでデジタル化を強要する。このセキュリティーシステムなら民間人の一介のハッカーからシステム侵入されることはない。だが微妙にバックドアを仕掛けておいて、米軍やイスラエル軍傘下のサイバー攻撃部隊だけが侵入できる仕組みにしておく。

 

 ネットでは中国軍による陰謀説もある。これもあり得るが、武漢研究所でコロナウイルスを作っていたのと同様の意味であり得る。

 つまり武漢研究所でコロナウイルスを開発していた研究グループはリーダーが中国人ではなく、米国人やフランス人の科学者だったというオチがあったように、今回もサーバー攻撃部隊は中国内ビルのコンピュータセンターからハッキングしていたが、彼らのリーダーが米国人やイスラエル人で、このリーダーのスポンサーがDSや支配者層なのではないだろうか。

 日本人に中国が悪いという印象をネットメディアが植え付けるのは、日中戦争促進に世論を誘導するためのプロパガンダか。



3.「人生の砂時計」を座右の銘に


 さて、今回の熊谷社長の謝罪会見で「人生の砂時計」という言葉がXでトレンド入りした。

 この言葉に小生は「ハッ」とさせられた。

 われわれが与えられた人生の時間は有限であり、砂時計にたとえれば、無駄なことで時間を浪費している間に着実に砂が落ちていく。

 だから人生の時間を浪費しないことを心がけなければならない。こうした熊谷社長の人生訓にはただただ脱帽するしかない。

 今回、バッシングの嵐にさらされたものの、熊谷社長は人生の勝ち組であり、年収、資産、社会的ステータスの高さは一般庶民とは比較にならない。これは一重に彼が「人生の砂時計」哲学を信奉し、人生の貴重な時間を努力と研鑽で満たしてきた結果ではないか。

 その一方で、思えば小生は「人生の砂時計」を浪費してきたから人生の負け組に転落してしまった。


 好き嫌いで言えば熊谷社長は決して好きではない。社会的大成功者に対する嫉妬からネットメディアの熊谷社長叩きは小生も見ていて心地よい。

 だがまずはハッキングの犯人を逮捕することが先決であり、熊谷社長をバッシングしている場合ではないというのが今回の結論か。

 もっともこんなエッセーを書いている行為自体が「人生の砂時計」の浪費かもしれないが。


(つづく)


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