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どうでもいい話 脱力エッセー  作者: カキヒト・シラズ


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AIが下ネタ即答「ジョセフィーヌはあげまん」「美人マグロ論は嘘」

令和8年8月30日



 どうでもいい話だが、意識的にチャッピーなど使わなくてもググるだけでAI(Gemini?)が検索トップで解説することがある。

 下ネタ系の言葉で検索したつもりが、AIがしゃしゃり出てきて講釈を垂れるのは、人間様からしたら腹立たしい。


「AIよ、おまえ、頭いいんだから、下ネタじゃなく、もっと世のため人のためになることに知力を使え。

 庶民は消費税と物価高で苦しんでる。夏の異常な熱さもどうにかしてほしい。

 AIなら、下ネタじゃなく、まずこうした問題を解説する方法を考えろ」


 こんなふうに愚痴りたくもなる。


 下ネタでちょっかいを出したAIが真面目なネタになるとグーグル検索でだんまりを決め込むのもますますもってとさかに来る。



1.ナポレオンのあげまん妻、さげまん妻


 閑話休題、下ネタというほどではないが、「ジョセフィーヌはあげまんか?」と質問したら、AI先生が長々と解説を始めた。

 「ジェセフィーヌは世界史上、一番有名なあげまん女であり、これは世間常識です」といった内容だった。

 ところでこれを今読んでいるあなたはジョセフィーヌを知っているか。


 かのフランス皇帝、ナポレオン・ボナパルトは生涯二回結婚した。

 最初の妻は7歳年上のジョセフィーヌ、次の妻はハプスブルグ家の令嬢で年下のルイーズ。


 コルシカ島という離島出身の田舎者、ナポレオン。

 パリの士官学校をビリから三番目ぐらいの成績でかろうじて卒業した、うだつのあがらない男だが、ジョセフィーヌと結婚するとたちまち出世街道を驀進し、皇帝にまで上り詰める。

 ところがジェセフィーヌと離婚し、ルイーズと結婚するとたちまたち運気が下がり、ナポレオンの没落が始まる。最後はセントヘレナ島へ島流しになり、そこで死亡する。


 こうしてみると最初の妻、ジョセフィーヌはあげまん。次の妻、ルイーズはさげまんということになる。

 ところで二番目の妻、ルイーズだが、名家ハプスブルグ家の”お嬢様”であり、当時のヨーロッパでは婚活的に最高のハイスペック女子ではないか。

 一方、最初の妻、ジョセフィーヌだが、当時フランスにおいて独身男性にとり、7歳年上の女性との結婚が世間からどのように思われていたわからないが、60~80年代くらいの日本の常識では、7歳も年上の妻はハズレ感がある。


 ナポレオンの結婚から学べる教訓は、婚活市場でハイスペックの相手と結婚しても必ずしもあげまんやあげちんではなく、逆にロースペックの相手にも”掘り出し物”があったりするといったところか。


 ただし真面目な歴史学者なら、ナポレオンの栄枯盛衰の原因をすべて二人の妻のあげまん度、さげまん度で解釈するのは非科学的だと一蹴するかもしれない。



2.美人マグロ論をめぐる、どうでもいい話


 ほんの出来心で「美人はマグロか?」と書いてググったところ、訊いてもいないのにAI先生が検索トップで講釈を垂れてきた。

 AI曰く、美人がマグロであるという風説は迷信とのこと。

 本当は性的経験豊富なチャラ男の体験談ブログが読みたかったのだが、AIが割り込んできた感じだ。


 マグロと聞いて意味不明の方のために説明しておこう。

 男女がベッドでまぐわうとき、マグロの死体のように仰向けに寝たままで何もせず、相手にされるがままになっている状態、またはその人をマグロと呼ぶ。

 ゼロ年代は男に対してだけ使われる俗語だったと思う。要するにエッチが下手な男の蔑称だった。

 ところが最近ではジェンダー平等意識からか、女性でもマグロという語は使っていいようだ。


 美女は相手の男性が一方的に体を性感マッサージしてくれるのでマグロでも許される。

 一方、不美人は男性に嫌われないよう性的にご奉仕する傾向にある。

 だから美人にはマグロが多いという風説がある。

 こうした理由から、プロゲーマーでユーチューバーの「たぬかな」女史は、若くてイケメンの独身男性は美人より”ちょいブス”をねらえ、とアドバイスしている。


 シドニー・シェルダンの小説がベストセラーだった頃、題名は失念したが、こんな小説があった。

 主人公の女性は美女だが床上手という描写である。

 シェルダン先生の解説がついていて、通常、美女はマグロが多く、床上手の女性は不美人が多いが、本編のヒロインは美女兼床上手で殿方にとって極上の女であるとのこと。


 美女兼床上手というヒロインの設定は、劇画「ゴルゴ13」の女性版を想起させる。

 ゴルゴ13は狙撃の名手でエッチもうまい。

 物語の最初で政府要人暗殺の依頼を受けたゴルゴ13はまず美女とベッドシーンがあり、その後、見事にライフル銃でターゲットを狙撃する。

 美女はベッドで「あんた、すごいじゃない」といってゴルゴ13のエッチのテクニックをほめる。もし美女が「あんた下手ねえ」と言ってゴルゴ13をけなしたら、たとえどんなに狙撃の腕が凄くてもゴルゴ13のカッコよさは半減してしまう。

 だから読者に逃げられないよう、ゴルゴ13は狙撃もエッチも名人という設定にしてあるのだ。

 

 話は脱線したが、シドニー・シェルダンの小説から美女=マグロ説が国内外でも風説になっていることが知れる。



3.まとめとして


 と言うことで、だから何だと言われると結論はないが、AIは下ネタにはちょっかい出さず、もっと有意義なテーマに取り組んでほしいというのが小生の感想か。



(つづく)

 

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