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算数の妖精さん

作者:天満川鈴
「僕、『算数の妖精』が見えるんだ」

 隣の席の山田君が発した言葉はあまりに衝撃的だった。
 まるでファンタジー漫画に出てくる氷の国の王子様なのに。
 ううん?
 そんな彼だから、こんなファンタジーなこと言っちゃってるのかもしれない。
 どんな返事をすればいいのやら。

 だけどそんな心配は無用だった。
 妖精は、わたしの元にも現れたから。
前編
2018/03/27 17:54
中編
2018/03/28 05:48
後編
2018/03/30 14:56
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