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貴方だけの恋の指定席?  作者: Aprツツジ
☆騎士になって迎えに来ると誓った幼馴染。別の方との結婚式招待状が届いたの!!

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《エピソード05》ロイドの事情


 僕は、10才の時に、バルガスに頭に一撃を入れられて、気を失っていた時に、前世と思える夢を見ていた。


 こことは全く違う世界。家畜が引かなくても、車が走っている。それも、キレイに平坦な道に、とてつもないスピードで走っていた!


 そこでは、大人の僕は、営業の仕事? をしていた。律儀で実直に、コツコツと進んでいた。そこは、日本という国だった。


 夜遅くまで、資料を作成して、頑張っていた。


 幼馴染の女性がいて、一人前になろうと、頑張っていた。


 ところが、この女性に、告白してみると、来月結婚することになっているんだよ。


 その女性は、30前だったかな?


 それから、時々前世の記憶を思い出していた。計算が早くなったのも、この時からだった。



 村を出てからは、騎士になるため、必死になっていた。そして、次第に、この記憶は、忘れていたんだが。


 商人になってからは、一人前になるため、ひたすら、頑張っていた。


 そして、薬局の娘セリーナに会うために、時々帰って、ついでに実家にも寄っていた。


 上級貴族のご当主様と商談ができるようになったのが、2年程前からだった。


 貴族が嫌いなのは、自分の家族もそうだが、一番はセリーナが嫌っていたからだ。


 騎士をあきらめて、商人になるため、頑張っていたら、娘と一緒になって後を継いで欲しいとの話になった。


 商会の旦那様は、下級貴族だったんだ。


 でも、この旦那様から、大変お世話になっていて、娘がお嫁に行った後に、養子になってしまった。


 バルガスの結婚式の話は、昨年から聞いていた。そもそも、騎士爵になったのも、この娘の父親のお陰なんだから。


 この娘と結婚して、男爵を継ぐことになるのも、必然だったんだ。


 今回のバルガスの結婚式の招待状は、僕が志願して、周りに相談して決めたことだったんだ。


 ところが、セリーナを迎えに行くときに、前世の記憶が戻って来たんだ。それに引きずられ、怖気づいてしっまたんだ。


 でも、グリディアスが、言った通りだ!! 誰のために、頑張ったのか? セリーナを迎えに行きたかったからじゃないか!!


 今回は、まだお嫁に行くことは、決まっていないんだ!!


 それに、セリーナも、いつまでも昔の子供のままじゃない。そう思って、志願を決めたんじゃないか!!


 僕は「グリディアス、ありがとう。君の言う通りだよな!!」


 「山に登って、頂きがみえるところまで頑張って来て、そこで帰るようなものだよな!!」


 「しっかりと、やれるから、大丈夫だよ!!」と僕は言ったんだ。


次は、《エピソード06》身の丈の会話


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