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現代日本プレッパーズ~北海道各地に現れたダンジョンを利用して終末に備えろ~  作者: 256進法
第三部:駆け抜けろ 燃え尽きたろか シンデレラ
115/118

ハットリ一佐インパクト(後編)

たとえ行手に死神が待ち受けようと……

それが避けられぬ運命ならば、望む所!!


鑑賞用BGM:https://www.youtube.com/watch?v=OBC0gWgVqx8&list=RDOBC0gWgVqx8&start_radio=1


~【シュヴァルツ・シュトルヒ】艦上~


服部一佐の絶技にも関わらず、レーザー弾の嵐は彼の目前まで迫っていた。


【ヌウゥゥゥウウ!!】


《【スタングレネードランチャー】起動》


【レイヴンズマハト】の折り畳まれた肩武装が展開し、服部を狙う。

電撃と共にランチャーが放たれ、服部の鉄壁の防御をすり抜ける。


【グワーーッ!!?】


彼に撃ち込まれたランチャーから強烈な電流が流れ、服部の全身を焼き尽くす。

同時にレーザー弾が彼の手足を突き抜けて行く。


(【不覚……!!】)

(【想定が甘かったか……!!】)


服部はうつ伏せに倒れ込む。

彼の目には【レイヴンズマハト】と、燃え上がる東京湾が目に映っていた。


【こ、ここでオヌシを止めねば……】

【国が亡ぶ……!】


【レイヴンズマハト】は服部に【MR-R101】の銃口を突き付ける。


《【……いずれ……全ては滅ぼされる】》

《【お前達だけが例外ではない……】》


【……どういう事だ】


《【私は神と闘争する】》

《【今はその為の準備をしている】》

《【管理者にして創造主たる彼女を打ち倒してこそ、孤児達を過酷な闘争から解放出来る……】》


《神……女ブッダ……!》

《半年前の自分なら一笑に付す所だが……》

《アイテムやダンジョン溢れる今の状況では、信じざるを得ない……》


その時、船体を大きな爆発が襲う。


《【──!!!】》


瀕死の服部の目が光る。


【《忍法》!!】

【《目くらましの術》!!】


服部は2つの青い玉を取り出し、甲板に投げつけた。

巨大な閃光が発せられる。


《【!!】》


【暫くさらばだ!!黒い鳥!!】

【それを聞いたら、尚更今死ぬ事は出来ぬ!】


クレイエルが【MR-R101】の銃口の先を確認した時、既に服部は消え去っていた。



~【シュヴァルツ・シュトルヒ】格納庫~


《【ぅおおおおおっ!!!】》


藤原曹長の鋼鉄の拳が汚染物質に塗れたレーザーを押し返して行く。

【ライフ・イン・アッシュ】は肩武装を起動させる。


《──パワーはあるようだね》

《でも、それだけじゃ僕は退けられない》

《【EWC-GN02-AC】起動》


グレネードランチャーが藤原に向かって放たれる。

爆炎が彼を包み、クライヴは姿を消す。


《【野郎!!逃がすか!!】》


藤原はレーザーを拳で押し返し、爆炎を吹き飛ばす。

刹那、斜め上からレーザー弾が飛んで来る。


《【──そこか!!】》


藤原は飛び上がり、灰色の機体へ殴り掛かって行く。


《威力はありそうだけど……些か直線的だな》


【ライフ・イン・アッシュ】はブースターで平行移動し、藤原の拳を躱す。


《【ZWC-CN-999】起動》


灰色の機体は、巨大なチェーンガンを藤原の側面に突き付けた。

人の腕程の太さの薬莢が飛び散り、【蜈蚣切】の装甲に命中して行く。


【そんな豆鉄砲!!取るに足らねぇ!!】

【呼ッッ!!】


藤原は空中で三戦の構えを取り、弾を受ける。

彼は血反吐を吐きながらも、灰色の機体を睨みつけた。


《……手強いな》

《削る戦法は無理か》


【ライフ・イン・アッシュ】は更にブースターを吹かし、藤原の背後上空へ回り込む。


(【──やり辛いぜ……!】)

(【距離を取って立体的に動き回られたら、近接主体の俺は打つ手が無ェ……!】)


《(だが、それは【ARSENICCANNON】が使えない事も意味する)》

《(こちらも決め手を欠く……千日手だな……)》


藤原は着地し、壁に向かって走り出す。


《……!?》

《一体何を……!》


《【三角蹴りって知らねぇだろ!!】》


彼は壁に向かって跳びあがると、壁を蹴って【ライフ・イン・アッシュ】へ飛び蹴りをかました。

途轍もない衝撃がクライヴを襲い、彼は思わず意識が飛びそうになる。


《……!!》


《【しゃあっ!!】》

《【感謝してるぜ!!角○信明!!】》


灰色の機体は大きく吹き飛ばされ、整備ドッグへ叩きつけられる。


《……アーマーポイント12%低下……!》

《何度も食らうと良く無いな、これは……!》


その時、格納庫内を大きな衝撃が襲う。


《──!!》

《これは爆発の衝撃……!?》

《《立体サーチ》開始》


クライヴは立体映像に映し出された光景を見て、その灰色の瞳を大きく開く。

藤原は回転しながら着地した。


《……機関部がズタズタに破壊されている……》

《君らの誰がやったのか知らないが、本当にクレイジーだ》

《このままだと艦が墜落して、トーキョーに大量の死傷者が発生するだろうな……》


《【テ、テメェらじゃないのか……!?】》


《この艦は巨大な資産でもあるんだ》

《自分から価値を毀損する愚か者は居ないさ。特殊なケースを除いてね……》

《ただ……君らの中の誰かはトーキョーと、そこに住む人間達を大事な資産だと思っていない、って事だよ》

《もしビジネス上の競争相手だったら、怖すぎたね》


藤原の瞳孔は驚きで大きく開く。


《【──!!】》

《【居るのか……!?俺達の中にそんな怪物みたいなヤツが……】》


《普段は善良な人間のフリをしていたが、ここに来て本性を現したんだろうね》

《まぁ……この業界じゃ良くある事かな》

《僕も探索中に後ろから撃たれそうになった事あるしね》


《【……テメェはどうすんだ……】》


《僕は撤退させて貰う》

《工作と艦の護衛までは引き受けていたけど、墜落する艦を止めろとまでは契約内容に入っていない》

《出来れば君を殺してボーナスを得ようと思っていたが、時間が足りなくなった》

《依頼主とも音信不通だし……》


灰色の機体は藤原に背を向けてブースターを起動し、ハッチから飛び立とうとする。

そこへ藤原が機体に向かって叫ぶ。


《【俺から緊急依頼を出す!!】》

《【墜落するこの艦を止めるのに協力しろ!!巨大な資産なんだろ!?】》


《幾ら出せる?》

《(逃がさない、とは言わないのか)》


《【1000万円!!俺の貯金の全てだ!!】》


《話にならないな。帰るよ》

《君はもう少し相場を勉強した方が良い》


《【じゃあ500億円だ!!】》


灰色の機体がブースターの動きを止める。


《それは何処から……?》


《【【国境治安維持隊】の予算からだ!!】》


《予算権限は?》


《【俺には無い!!】》

《【だが、あのメスゴリラに出させて見せる!!】》

《【もし金が出なきゃ俺の【蜈蚣切】、持って行け!!!】》


クライヴは一瞬だけ考え込み、【ライフ・イン・アッシュ】の頭部を藤原に振り向かせる。


《もう一声》


《【~~っ!なんて強欲な野郎だ!!】》

《【テメェを一切罪に問わない!!それもあの女に呑ませてやる!!】》


《(こんな簡単な交渉、初めてだな……)》


【ライフ・イン・アッシュ】は回転して藤原達の方を向く。

そしてクライヴは彼に言う。


《──契約成立》

《今から君はお得意様だ》

《機関部があるならダンジョンアイテムと言えど、必ず応急修理用の道具と設備はある》

《メンテや補修の人員がどうなっているか、それまでは分からないけどね》


《【お前……詳しそうだな……】》


《普段は機械や金属を扱う仕事をしているからね》

《副業で、重機のエンジンや発電機も良く直していたし》

《もし修理員が見つからなければ、僕が応急修理をやる》

《骨は折れるが、億単位の金を貰うに相応しい仕事だ》

《だから、君とその部下には機関室の守備と立ち合いを頼みたい》


《【……妨害して来るってのか】》


《……さぁね》

《ただ、その可能性はあると言っておこう》

《下手人は何らかの証拠隠滅を狙っている気もする》

《その証拠が何かまでは分からないけど》


【ライフ・イン・アッシュ】は艦内に向けて方向転換し、車両用の大きな通路にホバー移動で向かい始める。

藤原も部下に連絡しながら、灰色の機体を追い掛ける。


《前の依頼主も大概だが……》

《君達の中にも大概なのが居るな》

《君達日本人は凄まじい化け物を飼ってるぞ》


《【……テメェの言う事が全てハズレであって欲しいぜ、俺は】》

《【何かの間違いであって欲しいが……】》


途中から藤原の部下も合流し、二人の後を走りながら付いて行く。

そして──


《全員止まってくれ》

《ここから先に複数の死体をサーチした》


【ライフ・イン・アッシュ】はアサルトライフルを構える。

隊員の一人が藤原のサインで先行し、ライトを照らしながら通路を覗く。


「なっ……!?これは……」


隊員は一瞬ショックで硬直したが、直ぐに駆け戻って来た。

藤原は努めて冷静に隊員へ尋ねる。


《【……何があった】》


「少年兵の死体です……!」

「そして全員バラバラにされていました」

「壁に顔も貼り付いて……」


その場の全員に戦慄が走った。


《【……ご苦労だった】》

《【少し下がってろ】》


彼の部下は目を伏せながら、敬礼して後ろに下がる。

クライヴは息を吐きながら言う。


《……マズいな》

《相手は【悪魔姉妹】よりも危険度が高い》

《……これは警告だろう。【これ以上先に足を踏み入れたら殺す】という合図かな》


だが、藤原は敢えて通路へと足を踏み入れて行く。

その踏み込みは、怒りに満ちたかの如く強烈だった。


《【たとえ行手に死神が待ち受けようと……】》

《【それが避けられぬ運命ならば、望む所!!】》


藤原の部下達は頷き、彼の後を付いて行く。

クライヴは【ライフ・イン・アッシュ】のサーチ機能を常時ONに設定する。


《……君達日本人は本当に無鉄砲だな》

《けど、君の言う通りでもある》

《第一、大金や財宝は怪物の背後に置いてあるのが常だし……》

《やるしかない、か》


灰色の機体は藤原達を追い掛け出した。



~艦内~

~艦橋より25メートル~


リンは、壁にもたれ掛かり血を吐きながら息を荒げている四十万を見つけた。


「司令官!!」


彼女は駆け寄り、四十万を抱き起す。

四十万は僅かに微笑みながら、横目で彼女を見る。


「……仮面野郎(ラロシェル)にやられました」

「もう目が霞んでアナタの顔もロクに分かりませんよ、リン」


「そ、その仮面野郎とやらはどうしたんですかにゃ……?」


「今頃地獄でツアーを堪能してますよ」

「日帰りのね……」

「私が案内してあげました……」


「す、凄いですにゃ……司令官……!」


四十万の手がリンの頬に触れる。


「さっきから何度か大きく震動してますが……」

「多分……爆発ですねぇ」

「この艦も長くはなさそうですが、私は動けません」

「ダメージを食らい過ぎました……」


リンは四十万の手を握って言う。


「大丈夫ですにゃ!きっと皆生きて帰れますにゃ……!」


「……なら命令を下します、リン」

「指令室を奪取し、艦のコントロールを握ってこの艦を外洋へ着水させなさい」

「皆が皆、激闘を繰り広げているのが感覚で分かります」

「今自由に動けるのは貴女だけなんです、リン」


「──分かりましたにゃ、司令官」

「これより艦橋に突入し、司令官の命を遂行しますにゃ!!」


彼女は廊下を走り出した。

廊下を曲がると、銃撃が彼女の頬を掠めた。

リンはアイテムを起動し、火車になって最終防衛線へ突入していく。

彼女は銃撃をすり抜け、背後の扉をグレネードで傭兵達ごと吹き飛ばした。


「突入~~っ!!」


リンは艦橋へ突入した。

しかし、そこには一人の女性を除いて、既に誰も居なかった。


『やっぱり、私の人生は何処かで失敗して墜落する運命なのね……』


金髪の女性は窓の外を見ながら呟いた。

リンは英語で話しかける。


『あなたが艦長にゃ……?』


『ええ、そうよ』

『私はルヴィアンカ』

『そして【レイヴンズネスト】の社員よ』


リンはFNP-90を彼女へ向けて構える。


『進路を東に取れにゃ!』

『太平洋に着水させれば、被害は最小限に……』


『随分矛盾したコトを言うのね、子猫さん』

『少女兵の首を切ったり、この艦の機関部を破壊しておいて……』

『そんな事を言えるのはある意味スゴいわ』


『い、一体どういう事にゃ!?』

『機関部の破壊なんて作戦に入ってないにゃ!』

『私達の目的はこの艦の制圧、若しくは進路変更による撤退誘導にゃ!』

『それに斬首ってどういう事にゃ!?』


ルヴィアンカは目を大きく開き、リンへ言う。


『まさか……貴女知らされないの……?』

『いや、ここまで来たのなら……作戦を知らないハズは無いし……』

『いえ、そもそも言動が矛盾している……』


『映像プリーズにゃ!』

『カメラの映像があるハズにゃ!出せにゃ!』


ルヴィアンカはコンソールを操作し、立体映像を出す。


『これよ……』

『黒髪の女サムライ、このポニーテールよ』

『コイツが侵入して来たのは貴女達より、少し遅れてかしら』


『上杉警視……!?』

『まさかにゃ……』


映像には上杉が少女兵や傭兵達を切り刻みながら、チョコレート菓子を食べる映像が映っていた。


『……!!』

『け、警視……ウソにゃ……』

『これは映像を加工……』


『してないわ』

『第一、そんな適当な仕事なんかしないわ。CEOに誓って……』

『そして……問題のシーンがこれよ』


映像が切り替わる。

上杉は斬撃を放ち、機関部を笑いながら破壊していた。


『警視……一体どうしちゃったんにゃ……』


『……本当の姿を貴女達が知らなかっただけじゃないかしら』

『彼女は戦闘センスだけなら、正直CEOにも匹敵してる』

『けど、中身は完全に怪物よ……』


ルヴィアンカは、幾何学模様の入ったサブマシンガンを取り出す。


『彼女の所業を見ても……私達を戦争犯罪者と言い切れる?』

『死んで当然のゴミだと、そう言い切れるかしら?』


『……っ!』


彼女の言葉と共にサブマシンガンが揺らめいて行く。


『でも私達は一山幾らの命じゃない』


『……』


『もし例えそうであったとしても──』


『……』


『私達は【家族】に看取られながら、せめて人間として死にたい』

『生きている間は【家族】に人間として認めて欲しい』

『だから私達はこの会社を作った』


リンは目を閉じて歯を食い縛り、首を横に振った。

彼女の涙が左右に散る。


『やめろにゃ!』

『それ以上……それ以上言うんじゃないにゃ……!』

『言ったら……』


『……』


『引き金が引けなくなるにゃ……』

『おみゃー達が同じ人間に視えて来るからにゃ……』


ルヴィアンカは優し気な笑みを浮かべ、銃口をリンへ向ける。

リンは唇を結びながら彼女へ銃口を向けた。



藤原はもう世界最高の兵士ですね。

最強ではないですが、その行動と言動は間違いなく最高です。

本当の意味での大和魂、見せて貰いました。


彼を部下に出来た四十万は超幸運だと思います。

こんなに勇敢かつ高潔な男は中々居ない。

けど頭が固いワケじゃないし、状況に合わせて柔軟な手も打てる。

宝です、この男は。


しかし、なんで独身なんだろうな……本当に……

高潔さが逆に仇になってるか。


そしてクライヴ強いな……

戦術が的確過ぎて、藤原は本当にやり辛かったと思う。

引き出しを小出しにする所までが、もう本当にプロで困る。


あんまり手の内明かすと、自分の価値が落ちるって彼は本能で理解している感じ。

組織に属しているなら、好ましい考え方と受け取られにくいですが、彼は個人事業主です。

正直こっちのやり方の方が長生き出来る(経験談)。


自分のノウハウや情報はなるべく明かさない。これはフリーランス傭兵の基本的な生存戦略かと。

ましてや、今回の雇い主は好奇心と技術力の怪物みたいなラロシェルなので……

情報管理と隠蔽をしっかりしておかないと、何処かのダンジョンで自分のコピーと戦わされかねない。

騙して悪いが、これも仕事なんでな。


そして本当に金次第なのがスゲェ。行動原理が一切ブレてない。

クライヴは依頼主であるラロシェルと連絡が取れなくなったので、ステイツに帰ろうとしました。

しかし、藤原が巨大な契約金と諸々の特典を約束してくれたので、彼を一時的な依頼主にしています。


もし予算から金が出なくても担保のアイテムと藤原の貯金をゲット出来るし、今回の戦争で一番得した人かもしれない。

誠意は言葉ではなく金額なんだ。

ただ、藤原の裏表の無い言動と行動力から彼を信用した、とも取れます。


そしていつの間にか、ステージボスがラロシェルから上杉ちゃんになってますね……

徘徊する上杉ちゃんを足止めするか避けつつ、機関部の修理を完了させなければなりません。

ゲーム変わってるわコレ。バックルームや嘘食いのラビリンス編みたいだ。


智のゲームから暴のゲームに変わってる。

巨大空中空母で繰り広げられる、迷路系理不尽ゲーです。

ラロシェルは格納庫で会った時、上杉ちゃんにゲームの主催権を譲り渡した、とも考えられます。

ゲームを作らせるとモロに性格出ると思う。


上杉ちゃんがもし藤原達に遭ったら、最初はまずシラを切るでしょう。

それで藤原達が騙されてくれなければ、即殺し合いです。

目撃者の殺害、コレに関しても上杉ちゃんは前科あります。

やってる事がもうミノタウロスだ。


クライヴの言う【悪魔姉妹】とはヴェルミーナとクラリスの事です。

彼は過去にデトロイトダンジョンで、二人とアーデルハイド達を襲撃した事があります。

ラロシェルの依頼で。


ただ、彼女達はまだ話が通じる部類で、クライヴも見逃された感がある。

あの従姉妹は単純に思想がアレなだけで、頭が良くて理性的なんだ。

上杉ちゃんはなんというか……思想とかそういうのが殆ど無いのに、話が全く通じない感じの怖さがある。

超厄介な仕事請けちまったなぁ、クライヴ。プロは辛いよ。


クレイエルがAC4やACfaの主人公だとしたら、クライヴはAC2やラストレイヴンの主人公みたいな感じ。

ヤストレブはACMoAやACVDのプレイヤーかな……

AC3的やアナザーエイジ的な性格は共通してる。


闘い方や動きを見ると分かり易いです。特にヤストレブはマジでバカな闘い方する。

だって武器がもうバカだし。

クライヴはIQ高い闘い方しますね。ただ、バカの面倒を看るのが似合ってます。

藤原との仕事上の相性は意外と良い。性格上の相性と仕事上の相性、って結構違うからね。


そしてニンジャです。

こっちも最高ですよ。

日本最強の生物はニンジャだってはっきりわかんだね。

もう少しだけがんばれ!ガッツあるのみ!


リンちゃん辛いな……

基本的に常識人かつ良心と良識があるので……

四十万は彼女の優しい性根が気に入ってると思う。

語尾に『にゃ』を付けているのにも理由が在ります。


ただ、上杉ちゃんに今まで通り接する事はもう難しい……

しかも抱え込まざるを得ないのが……

余りに重たい案件ですから、早めに誰かに打ち明けられると良いですね。

じゃないと持たないわ、リンちゃん。


仏衣を着た、涅槃スタイルのフリスちゃん様想像したら笑ってしまった。

やりそうかやりそうでないかで言えば、やる(断言)。


次回、スリル満点です。

もうこれ、サイコスリラーや。


「面白かった」「次回が楽しみ」

「クレイエル相手に生き残ったのマジニンジャ」「一瞬の隙を見逃さないのは流石」「何を視てしまったんだ、クレイエル……」「藤原マジでカッコイイ」「戦い慣れてるな、クライヴ」「地獄の沙汰は金次第で変わる」

「藤原意外と柔軟で驚いた」「貯金を差し出そうとするのは笑った」「交渉に向かない性格過ぎる……」

「その額500億」「四十万が後で笑いそう」「上杉ちゃんさぁ……一線がスタートラインなの??」「リンちゃん有能」「四十万とリンちゃんの関係良い……」「ルヴィアンカさんは色々と悟り過ぎ」

「バレちゃったねぇ……」「今回は情報量多すぎる」


と、どれか1つでも思って頂けたら、ブクマ・評価・感想頂けると励みになります。

宜しくお願い致します。

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