突然奇行
いや、なにこれ?なんで俺は縛られてるんでしょうか。
全く意味がわからない。昨日俺は何してた?
昨日は確か⋯⋯そうだ男友達に飲みに誘われついてったんだ。それでそこで女子がいたんだよね。2人。なんか友達の友達も混ざるらしくそんなこんなで3対2で話し合っていた。
そして、話しながら飲んでて飲み過ぎたのかな?そこから先は記憶にないや、でも俺が縛られてるのはその間に何かあったからだろう。
そうして考察していると奥の扉から花織がでてきた。
というかよく見たらここ俺の部屋だ。俺は自分の部屋に縛り付けられてるのか?
「花織、良かったらこの紐解いてくれないか?」
俺が花織にそう声をかける。
「ダメだよ、今日一日はこのまま」
「な、なんで?」
「浮気ダメ、絶対」
浮気?昨日、記憶ない間に浮気でもしてたって言うのか?
俺の顔からどんどん血の気が引いていく。もしそんなことをしてたら花織に怒られるのは当たり前だ。早く謝らないと。
「ご、ごめん!俺、覚えてないんだけど、もしかしてなにかしちゃってた?」
花織の顔からは何も読み取れない。無表情。
「膝枕されてた。女の人に⋯⋯」
「え?」
「それに男友達と飲みに行くのは聞いたけど女となんて聞いてない!なんで?なんで?教えてくれなかったの?私迎えに行った時驚いたんだよ?颯馬先輩の携帯から電話が来て、酔い潰れたから迎えに来てくれって言われて、来たら女がいるんだよ!しかも膝枕されてた気持ちよさそうに寝てるんだよ!」
花織はそう一気に捲したてる。狂気に満ちた顔でそんなことを言ってくる。元々整えてあった髪は今ではボサボサ⋯⋯相当怒ってるんだ。
「颯馬先輩の寝顔は私だけのものだったのに、寄りにもよってほかの女に!」
明らかに怒ってる花織にどう声をかけるべきなのか悩んでる。




