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ヤンデレのキミ  作者: かき氷・シラー
高校生編
38/66

体育祭

体育祭本番の天気は晴れだった。雲ひとつもない快晴。まさか3年間通ってて絶対に無理だろと思っていた体育祭が出来ることに少し感動した。


「岩倉〜」


校庭で開会式をしていると俺の近くにいる友達の男子江岸が話しかけてきた。


「なんだ?」


多少声は抑えて話をする。


「俺はまさかこんな日が来るとは思ってなかったよ、3年最後の年に体育祭ができるなんて!」


江岸は結構喜んでるようだ。江岸は運動部だしこういう体育系イベントは楽しみだったんだろう。開会式中だけど一人でテンションが上がっている。


「そうだな、俺も驚いてる」


「どこかに飛び切りの晴れ男か女がいるんだろうな」


「それ今までの年にはいなかったってことになるぞ?」


流石にそれは無いだろうと思う。


「それはねぇか、ハハハ」




体育祭は学年クラスごとにチーム分けされている。大体40人で全員参加できるように競技に分けている。


そんな俺が選んだ最初の種目玉入れがやってきた。男女で半々で集まったチームでみんなで投げ入れていく。

俺もそれなりの数を投げるが入ってるかなんてわかんない。まぁ玉入れなんてこんなもんだろ。


結果はまぁどこかのクラスが沢山入れてたな。



花織の出る種目は代表リレー、障害物競走らしい。

最初にやるのは障害物競走だ。

花織は凹凸があるので網くぐりの時は引っかかって大変そうだった。でもそこからは平均台やパン食い、ハードルと楽なものばかりだったのか1位でゴールしてた。



次は俺だ!

綱引き。体重があったりがたいがいい連中が多い中1人だけ混ざってる俺がすげー異分子っぽい。

だけどガタイがよかった人が多いので綱引きでは勝てた。



そして最後の代表リレー。

うちのクラスは陸上部の連中で固めてある。代表リレーに関しては男女別だ。男子は興味無いのでどうでもいいや、女子の方に花織が出ているので見ないとと思う。

花織の番がやってきて、スタートした。

花織は1番手で練習の成果なのか1位で2番手にバトンを渡していた。

花織⋯走ってるの見て思ってしまった、俺より足が早いということに。


結果は2年の女子陸上部チームに負けてしまっていた。まぁ本職には勝てないよな。




全ての競技が終わり、体育祭も終了する。

閉会式をして最終成績は2年生の1クラスが1位だった。3年生は部活引退まじかだったりしてそこまで全力を出していないのもあるかもしれない。

もうそろそろ夏になる。そうすれば運動部は最後の大会だろう。そこで結果を残すためにセーブなんてしてたりするんだろう。


2年生はそんなこと気にせず全力でできたからかもしれない。噂で聞いたらそこのクラスはほぼ全員が運動部という話だったが。



体育祭が閉会してそのまま解散となる。

運動部には片付けが残っているのてご苦労さまだ。

教室にカバンを取りに戻るため校庭から校舎に向かって歩いていると後ろから衝撃が来た。

何かと思い振り返ればそこには満面の笑みを浮かべた花織がいた。


「お疲れ様です」


「ああ、おつかれ」


「今日見ててくれました?」


「見たよ、凄かったな」


俺が素直に褒めると嬉しそうにデレデレする。わかりやすい。

そのまま校舎に戻り、花織と俺の荷物を取り2人で帰路につく。

今日の感想をいいながら⋯⋯

ここまで読んでいただきありがとうございます。

次回は思いっきり時が進みます。



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