08.いい作戦思いつきました!
すこし短いです!
どうかご了承ください!!(>人<;)
お茶会から帰って早々に私は自室へと向かい布団へダイブした
「はぁー、疲れた」
楽しみにしていたお茶会がまさかあんなことになるなんて想像してなかった
いや、攻略対象はほとんど貴族なんだからああゆう催し事に参加するのは当たり前
今回はそれを考えていなかった自分のミスなのは明らかなんだけど!
「はあーー、疲れた」
今日一日を振り返る
ソアラちゃんに無事認めてもらった後、彼女は弟であるフラン君のことについて語り続けた...
フラン君とは少し話した程度の仲なのに、お茶会が終わる頃には彼についての知識は長年の友人レベルに跳ね上がっていた
ゲームでのソアラちゃんも酷いブラコンだったけど、現実はもっとやばかった
それに立ち向かった主人公ちゃん、本当に尊敬するわ...
ソアラちゃんが悪い子じゃないのはすごくわかるんだけどね!
何時間も弟の話は勘弁して欲しい.....
「はぁーーーー、疲れた」
無意識に口からため息が出るほど私は疲れていた
もういっその事、あんなにフラン君のこと愛しているなら付き合えばいいのに...なんて思ってしまう
まぁ、姉弟だから無理だけど.....
ん?
フラン君とソアラちゃんは姉弟だから付き合えないけど、他のキャラはライバルキャラと血が繋がっていないから付き合えるのでは?
そうなれば、みんな幸せ!ハッピーエンドでは!?
すぐに攻略対象とライバルキャラを思い出す
フラン君のライバルキャラが姉なことと新規キャラについて情報がないこと以外は問題なかった
まぁ、多少の心配要素はあるけど対策を組む必要がある人が少なくなるだけでもやる価値はある!
今までは自分が助かることに必死だったが、考え方を変えたら楽になった
そうと決まれば、作戦を立てなければ!
今、関わり合いが持てる確率が高いのは、シエルとジークくらいだ
何故なら、シエルのライバルキャラはシエルのメイドでジークは騎士副団長の娘のはずだからだ
ライバルキャラと攻略対象をくっつけるためには、攻略対象と近づかなければならないという危険な部分も伴うけど...しょうがない!
少しでもハッピーエンドに近づくなら出来ることはなんでもするべきなのだから!
幸いなことに、恋愛勇者のファンブックには彼女たちのことも事細かに書かれていたため情報には困らなかった
ただ、問題はどうやって彼女たちをくっつけるか
二人とも面識がないのだから、まずは、一度会わないと話にならない
でも、会ったところで仲良くなれる気がしない
メイドちゃんにとって私は恋敵だしジークの婚約者はお嬢様系な人が苦手なのだ
正直、既に詰んでいる気がする
かと言って、突然『あなた達の恋の手伝いをしたい』なんて言ったら不気味がられるに決まってる
それに、メイドちゃんは絶対シエルに報告するはず....
その後のことを想像しただけで冷や汗が止まらない
一度、落ち着くために深呼吸をする
急ぐ必要はないんだ
私の未来が確定するのは18歳今は6歳
学園入学まであと9年もある
それまでに少しずつ仲良くなっていけばいい
とりあえず、早めに会っておくことが大事だから、一応何かしら会えるような方法を考えよう
考え事が一応ひと段落すると一気に眠気が襲ってきた
お茶会の疲れと色々考えた疲れのせいでその眠気は強くいつの間にか眠ってしまった
数日後、今回のお茶会の件で大変な思いをすることになるなることをぐっすり眠っている彼女は知らない
《ライバルキャラ》
シエル→メイドちゃん
ジーク→副団長の娘 (婚約者)
フラン→姉
リュカ→一学年下の令嬢
レオン→有名貴族の令嬢 (婚約者)
カイン→幼なじみの少女
となっています
彼女たちも交えてこれからの話ももっと面白くなればいいな...と思ってます
.........頑張ります!