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Real Fantasy Life Online  作者: 北野 響
第一章
13/15

PVPイベント①

最近忙しかったため投稿が遅れました。申し訳ない

やって来ましたイベント当日。イベントエリアには噴水の前から行けるみたい。


「ここがイベントエリア。闘技場みたいな感じなんだ」


観戦するには本当は席取りしないといけないんだけど、ケイたちが私の分まで取ってくれてるからそこに直進するだけだ。私、みんなに頼りっぱなしだなぁ。


「お、来たかこっちだ、こっち」

「おはよー」

「おはよう。もう直ぐ始まるわよ」

「ショーゴたちもおはよ。みんなも出るの?」

「出ないっすよ。俺たちのPTで出るのはケイだけっす」


『プレイヤー諸君…俺は開発部の佐竹だ、よろしく~』

『ちょっと先輩!キャラ放棄しないで最後までちゃんとやって下さい!』

『そんなことより、自己紹介しないと。ほら』

『え、あ、はい!イベントの司会進行を務めさせていただく清水です。よろしくお願いします』

『それじゃあイベントの簡単な説明だな。えーっと、清水君頼んだ』

『せ、先輩!?貴方何しに来てんですか!?』

『え、仕事?』

『なら、ちゃんと仕事して下さい!』


だ、大丈夫かな?この人たち…。周りの人たちも苦笑してるけど。


『はぁ…まぁ、いいです。それでは説明しますね。はじめにA~Gブロックに別れて予選を行ってもらいます。ルールはサバイバル形式で各ブロック30人前後から2人の勝者が本戦に上がることができます。本戦はトーナメントで行います。全試合回復アイテムの使用は出来ません』

『大体そんな感じだね~。あとは本戦からは要望の多かった賭けができるよ~。上限は1万までだよ~』

『では、ブロック分けを行います通知がいくので確認してください。5分後に試合が開始されます。試合開始2分前に転移されますのでイベントエリアにいるようにしてください』


―ピコン


私はEブロックみたいだね。


「二人は何ブロック?」

「俺はAブロックだな」

「私はGブロックね」


よかった、二人と当たるのは本戦からだね。先ずは予選で勝たないと


「本戦で戦おうな」

「うん、頑張るね」


<2分前になりました。転移を行います>


「お、んじゃ。頑張ろうぜ」

「張り切りすぎて予選で負けるんじゃないわよ」

「また後でね」





ここにいる人を倒せばいいんだよね。できるだけ真ん中の方にいよ。その方が切りやすいもんね。


『それじゃあ後10秒ではじめるよ~。10、9…』


一撃目で何人倒せるかが鍵だ。生き残った人は近い順に切っていこう


『3,2,1…試合開始!』


「〘風纏い・風刃〙、〘抜刀・螺旋〙!!」


残ったのはあと何人!?


「あっぶねぇ、死ぬとこだったぜぇ」

「大将さん。同じブロックだったんだ」


大将さんに勝てるのかなぁ。でも、やらないと…


『え、マジ?Eブロック終了~。開始5秒で終わったのか…。元の場所戻すな~』


え?終了?


「嬢ちゃんとんでもねぇな。暴風といるだけあるぜぇ。ま、あんがとよ。楽できたぜ」

「え、え?あ、ありがとうございます?」

「本戦楽しみにしてるな」





「た、ただいま」

「あれ?早くない?」

「もしかして、やられちゃったんすか?」

「いや、勝ったよ?」

「え、勝った?」

「うん、一撃で終わっちゃった…」

「「「「え?」」」」

「い、一撃…?」

「う、うん」


あれ、もしかして引かれてる?


「で、でも大将さんには躱されちゃった」

「あの人じゃないと躱せない一撃っすか…。出なくてよかった」


あ、あれ?もっと引かれてる?どうしよう…


「ただいま」

「あ、ツクヨ!」

「あら、モミジ。早いわね。私が一番だと思ったのだけれど」

「一撃で終わらせたらしいのよぉ」

「そう、流石モミジね」


ツクヨには呆れた顔されてる。ぅぅぅ、もういいもん。


「ただいまーっと。俺が一番最後か。ん?なんだこの雰囲気」

「あー、モミジちゃんがっすね。………」

「ああ、なるほどな」


 うん、知ってた。こんな流れ前にもやった気がするもん。ケイも呆れた様な目で見てくるなんてわかってたもん。





『さて、全ブロック揃ったみたいですね。それでは本戦のトーナメント表を発表します。対戦相手はランダムに振分けられていますの確認してください』

『対戦表はメニューから確認出来るようになってるからね~』


 初戦の相手は誰だろう。…アーサー?ああ、あの人か。しかも1回戦目だ。む、二人とも決勝まで行かないと戦えない。どっちかとしか戦えないのか、残念だなぁ。まぁ、先ずは勝たないとだね。あれ?さっきも同じこと言ったような?


「モミジは1回戦目なのね。頑張って」

「二人もね」

「おう、決勝で会おうな」

「私はちょっと厳しわ。初戦からグランだもの」

「負けても仇は取ってやるよ。2回も負けれねぇしな」


<2分前になりました。転移を行います>


「それじゃあ行ってくるね」

「いってらっしゃい」

「頑張れよ」





 少し緊張するな。勝てるといいけど。


「君か、チートの疑いがあるという選手は」

「は?」


 チート?何言ってるのこの人。


『それでは第1試合アーサーVSモミジ、試合開始です』


「前に見たときはそんなことするようには見えなかったのに残念だよ」

「何言ってるの?」

「はぁ、とぼけるのか。運営ですら気づかないチートを使うとは」

「だから、何の話してるの?」


 この人もしかしなくても話通じない?


「これだと一緒にいた暴風の魔女も怪しいな」

「……」

「この悪はボクが成敗しよう!」


 この人は意味のわからないことを散々言ったあげくにツクヨも貶したの?ああ、この人を見てイラッとしてた理由がやっとわかった。()()()に似てるんだ、考え方が。だからこんなに腹が立つ。なによりツクヨを貶されたことが一番許せない…


「なんだ来ないのかい?なら、こちらから――」

「〈纏雷〉、〘燕返し〙…」

「―え?」


『勝者、モミジ!いや~今回も一撃だったね~。それじゃあ戻すよ~。次、対戦の人は準備しといてね~(あの子色々言われてたけど大丈夫かな?結構怒ってたみたいだけど)』





「おかえ……どうかしたか?」

「え?あ、ううん。ちょっとね。嫌なこと思い出しちゃって」

「それって…。大丈夫なの?」

「うん。大丈夫だよ」

「そうか?ならいいけど」


 モミジが思い出した嫌なことって多分あれのことだよな。モミジは大丈夫って言ってるけど隠してるだけっぽいし俺とツクヨでなんとかでないか…クソッ、原因はアーサーだろ。あいつ何言いやがった!漸く普通に戻ってきてたのに、これでまた戻らなきゃいいが…。


「俺が先に戦いにいくことになるからあと頼むな」

「ええ、任せて。私も心配だもの」


 こういう時役に立てねぇのが嫌になる。今度はちゃんと見ていてやらねぇとな。同じ失敗を繰り返さないように。

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