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転生者とバグでない異世界人の物語  作者: @000-ooo


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42/116

42.リタさんの今後

 俺は今公爵邸でリタの前に座っている。これから奴隷契約を解除するのである。通常だと奴隷商のところに行って解除するのだが器用貧乏の俺にはこれができてしまう。横にはレンもいる。

 リタの奴隷契約を解除するにあたって、俺には秘密が多すぎるので、「秘密保持」の魔法契約を結ぶことをリタにお願いした。

 リタはすぐに了解してくれた。リタと秘密保持の魔法契約を締結し奴隷契約を解除した。

 そしたらレンが

「これでリタさんのハルトの第2夫人昇格は無しね」

と言い出した。

「えー、でもこの間了解してくれたじゃない」

と言うと

「でもそれはリタさんが奴隷の場合であって、ハルトの夢は奴隷ハーレムでしょ。今のリタさんは平民だから、ハルトの奴隷ハーレムには入れない」

「詐欺だ。横暴だ」

「だめ、だめ、平民がハルトの第2夫人になるのは認めない。私が認めたのは奴隷だけ」

 こうして、俺の奴隷ハーレム計画は後退したのであった。この言い争いの中リタが

「ハルトさん私のこと好きだったのね」

と小声で言ったのは聞こえない2人であった。


 その後リタさんの今後について話し合った。リタさんは今後も公爵邸に住む。これにはジグムントお義父様とユリアーネお姉様も了解してくれた。

 そして、ヤマユリ商会の仕事をする。商会から月に金貨3枚の給金を出す。リタさんは昔の両親のしていたチョウチョ商会を再興したいようだ。

俺は

「俺の作っている商品をこれ以上増やすのは無理なので、工場でできるものがあればヤマユリ商会の商品を、王都で販売するのならチョウチョ商会に提供する」

と言った。

 そしたら、リバーシ(銀貨1枚)については、王都の工房に頼めば作ってくれるだろうとのこと。

 あとは、陶磁器(小銀貨5枚)はレンも作れるのでレンに頼んでくれと言ったら、レンが

「リタさんの頼みなら月に500個ぐらいは作ってあげる」

と言い出した。

レンは俺がリタさんの第2夫人昇格をあきらめたので機嫌がいい。

「石鹸(小銀貨1枚)と洗髪用液体石鹸(小銀貨1枚)については領都の工場に余裕がないみたいなので、王都に工場を作る必要がある。そこで使われている魔道具は非常に貴重なので、王都の公爵邸の敷地を使わせてもらえるなら、魔道具を作る」

と言った。

「砂糖を用いた商品は今砂糖が490kgしかないので、多分お茶会で消えると思う。来年以降砂糖が大量に取れたら、王都に工房を作って生産すればいい。ただ、販売する商品の販売価格は、ヤマユリ商会の領都店の価格に輸送費、それにチョウチョ商会の経費と税金を加えた金額にしてほしい」

と言った。

 工場に公爵邸の敷地を使うことはジグムントお義父様の了解が得られた。

 またチョウチョ商会の販売価格は、ヤマユリ商会の領都店の価格の2倍とすることになった。


 俺は王都の公爵邸の敷地の一角に土魔法で工場の躯体を作った。そこに、圧搾機、石鹸を作る魔道具、洗髪用液体石鹸を作る魔道具、エタノールを作る魔道具を配置していった。

 そして使い方をリタさんに説明した。リタさんは王家から補償金が入れば、チョウチョ商会の再興に乗り出すとのこと。


 冬の間の公式な社交は、ジグムントお義父様がしていた。ユリアーネお姉様や俺とレンはまだ成人前ということで舞踏会など公式な場には参加しなかった。

 主に私的なお茶会に参加した。ただ狙いはユリアーネお姉様で、俺とレンはただの飾りである。ユリアーネお姉様が

「お茶会にもっていく記念品みたいなものがないか」

と言うので、陶磁器の馬の置物やガラス細工の飾りなどを作ってあげた。ここまで細やかなものはレンには作れないとのこと。

 調子に乗って陶磁器のマリーの人形の置物を作ったら、

「これマリーに似ている。浮気だ」

と言って怒られた。


 お茶会では元平民の俺とレンでは貴族の機知や言い回しなんてわからない。質問に答えるか相槌を打つのが関の山である。

 公爵邸のお茶会では砂糖を用いたジュースやクッキーそれにフワフワケーキも出された。レシピを教えてほしいと言われたが、レシピを教えるのは普通有料とのことらしいので、公爵家の厨房で作っていると言ってユリアーネお姉様に丸投げした。

 ただ、砂糖がふんだんに使われているので、今王都で売られている砂糖の値段ではとても高価になる。そうなると作ってもお茶会で大量にふるまうのは無理だと思う。


 期末試験が行われた。ユリアーネお姉様相変わらず1番だった。おれは、ヤマユリ商会の商品製作で時間を取られたので、あまり勉強できなかった。それでも入学時の成績通り5番だった。レンは7番とのこと。


 期末試験の後は学期末休暇になった。

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