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転生者とバグでない異世界人の物語  作者: @000-ooo


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22/112

22.収穫祭

 今日は収穫祭初日。レンは朝から機嫌がいい、先日買った服を、とっかえひっかえしている。

 お嬢様から、いつ呼び出しが来るかとひやひやしていたが、結局今日まで呼び出しはなかった。貴族のお嬢様は忙しいようである。

 やっと服が決まったようで2人で出かけることになった。

「今日はデート」

「いつもいるのだから一緒だろう」

「そんなことはない、今日は特別」

いつもの会話が続く。


 広場に行くと、いつも以上の、本当にいっぱいの屋台や露店が並んでいる。串焼きが食べたいというので買ったが、おいしそうに食べている。

「さっき朝飯食っただろう」

と言ったら

「祭りで食べる串焼きは別腹」

と言った。

「どこでそんな言葉覚えた」

そう思った。

 露店でアクセサリーを買いたいと言うので、同じ柄で色違いのアクセサリーを1個ずつ買った。

「これは記念だね」

と言われた。

 疲れた。というか人ごみに酔った。レンはカフェに行こうと言うが、そんな場所に行ったら、人がいっぱいで順番待ちである。レンの言葉は無視である。

 道端に座って、ぼーっとしていたら、

「せっかく祭りに来たのだからどこか行こう」

と言うが、正直言って疲れた。動く気がしない。

「今危険がないか索敵をしているので、しばらく静かにしていてくれ」

と言って黙らせた。


 これでゆっくりできる。しかし、索敵をすると言った手前、しないわけにはいかないので索敵をした。そうしたら、先日感じた違和感のある子が見つかった。

 たぶんお嬢様だと思ったが、場所がおかしい。裏通り、それもかなりさびれた、普通の人が行かないようなところ、そこに大人が2人いや3人いる。

「これは事件だ」

そう思った。

「レン、行くぞ。たぶんお嬢様が攫われた」

そう言って飛び出した。レンもついてきた。


 先ほどの場所に行くと、荷馬車が止まっている。荷台には男が2人座っていて、後ろの荷台には大きな袋がいくつか積まれている。

 たぶん祭りに売る農産物を積んできた帰りのような風情を装っているのだろう。近くに、男が1人あたりを監視している。

 どうしたものかと思ったが、幸い今日はいつもの冒険者の服装でなく、町人の服装をしている、それに俺もレンもまだ6歳、たぶんばれないと思い、

「おじさん、疲れたので、通りまでその馬車に乗せて」

と言ったら、いきなりナイフが飛んできた。

 これはあたりだと思い、男たち3人の顔を頭からすっぽり水魔法の水で覆った。しばらくもがいていたが俺の水魔法は強力、特に今回はいっぱい魔力を込めたので簡単には取れない。

 5分ほどしたら動かなくなったので、手足を縛って、猿轡をはめてから水魔法を解いた。

 それから上の袋をどけて、お嬢様の入っている袋を開けるとお嬢様が出てきた。気絶していたが、回復魔法をかけたら気が付いた。


 お嬢様と3人で通りまで行ったら、衛兵がやってきた。探していたみたいだ。見ると、マリアンさんのお父さんカールさんだった。

 お嬢様を預け、屋敷まで届けてもらうことにした。事情を説明し、俺たちは家に帰ることにした。


 レンは祭り見物を再開したいようだったが、こういう日はおとなしくするに限るということで家に帰ってきた。

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