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転生者とバグでない異世界人の物語  作者: @000-ooo


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119/130

118.外洋航海(カリ鉱石とリン鉱石を求めて)

カリ鉱石とリン鉱石の確保が急務である。このまま、液体肥料の供給を絞れば、戦争が起こりかねない。時々脅しのように言ってくるような貴族家もある。フラ王国でも食糧生産の落ち込みはひどいようである。


俺は領地の経営が一段落したので、カリ鉱石とリン鉱石を求めて南の未知の国へ航海に出ることにした。


軍艦5隻に兵員250人を乗せて、俺は5月の初めに領都サウスナンテンブルグの港を出港した。一路舵は南へ。


確か前世の記憶では船員の長期航海の時は、新鮮な野菜や果実を食べられなくて、ビタミンCが不足し、病気になったと記憶している。それで時間停止機能付きのマジックバッグに大量の野菜や果物を入れて、これを毎日の料理で出すようにした。


そのまま、南へ行くとフラ王国の隣の国ポルイスト王国があるが、この国にはカリ鉱石もリン鉱石もないことは調査済みである。


そこで、ポルイスト王国の沖合を通って、そのまま南に進んだ。サウスナンテンブルグ港を出て3日ぐらいすると、陸地が見えた。しかし、ここには町がある。何となく嫌な予感がしたので、そのまま沖合を2日進んだ。



すると島が見えた。あまり人が住んでいなさそうなので、この島に基地を作ることにした。


島に上陸すると、前世のハワイのような感じである。ここは熱帯の島だと思った。


島の住人に出くわさない。不思議に思って索敵をかけると島の住民は家に隠れているようである。そこで、俺は

「家から出てこないと家を焼き払う」

と現地の言葉で言った。

俺の言語理解のスキルはこういう時すごく便利である。そしたら自分たちの言葉で話しかけられたので住民は家から出てきた。


俺は村長の家に行くと

「俺はフラ王国の貴族、今回カリ鉱石とリン鉱石を求めて旅に出た。この島は俺の領地とする。

お前たちは俺の命令に従うこと。

この島に俺たちの基地を作ることに協力するなら住民に危害は加えない。」

すると村長は

「私たちを殺したりしないのだな」

と聞いてきたので、

「敵対しなければ殺さない」

と答えた。すると村長は

「わかった、協力する。だから我々を殺したり、危害を加えたりしないでくれ」

「協力するなら危害を加えない。部下にも命令を徹底する」

と答えた。


部下のところに戻り

「住民に危害を加えなければ、協力してもらえることになった。

ここで住民に危害を加えたものは厳罰に処する。婦女子を襲ったり、物を奪ったりしないように。

住民との接触は俺がする。俺以外は住民と接触することを禁ずる」

と命令した。


村長に島の名前を聞くと

「カナクレバランド島」

とのこと。

舌を噛みそうな名前だったが、

「まっいいか」

と思った。


こうして「カナクレバランド島」は俺の領地になった。


 俺は村長に

「これから船が接岸できる岸壁と兵士が住む家を作る。大体これくらいの場所使うがいいか」

すると村長は

「わかった」

と言った。


俺は魔法で岸壁とエプロンそれに兵士用の宿舎を作った。村長は俺が魔法で次々と物を作っていくので、あっけにとられていた。


出来上がった宿舎で今後の方針を検討した。まず、この島以外にも付近にこのような島があるのか。まずこれを調べることにした。


大きな島があり、強力な国でもあるとこの基地が危険にさらされる。そのようなことがなければ、そこに人がいようがいまいがどうでもいいのである。要はこの基地が安全であれば、人の存在は関係ないのである。


それで5隻の船を2つに分けて、島の北側からと南側からとで調査航海に出ることにした。そしたらあと2つほど島があったので、その島の住民にも俺たちの基地づくりに協力するよう強制した。


もしこれらの島を他国に占領されると面倒なので、結局この2つの島にも岸壁を作った。ただし、宿舎は作らなかった。軍艦を1隻ずつ常駐させ、そこで暮らすようにした。こうして、この2島も俺の領地となった。



次の日、基地に軍艦1隻を配備して、残った2隻で東の大陸に向かうことにした。


基地を出て半日ほど行くと、陸地が見えた。一面砂に覆われている。砂漠の国、多分人は少ないだろう。


小舟で上陸すると索敵で人の気配を探した。すると、ここから50kmの範囲に人はいなかった。少し転移して、そこからさらに索敵を行ったところ100kmの範囲には人がいる。多分オアシスだと思う。


そして、ここにはカリ鉱石もリン鉱石もあることがわかった。そこで、ここをオポジットカナクレバランドと名付け、俺の領地にすることにした。


まず海岸に俺の魔法で船が停泊できる泊地と船が接岸できる岸壁、波の侵入を防ぐ防波堤を作った。そしてその後ろに兵舎を建てて、その周りを城壁で囲った。


カリ鉱石とリン鉱石の採掘はここが砂漠の中なので、現地に採掘設備を設置してもすぐに砂に埋もれてしまう。

そこで、採掘する時だけ、魔道馬車で現地に行って鉱石をマジックバッグに収納した大型の採掘用の魔道具を出して、それで採掘し、鉱石ごとマジックバッグに入れて、この要塞に戻る。

そして、ここで精錬して再度マジックバッグに入れて船で持ち帰ることにした。

とりあえず、カリ鉱石とリン鉱石の鉱脈の場所を示した地図を作った。


そして、ここに軍艦1隻と兵を常駐させることにした。


そして、俺は残った1隻で応援の部隊を呼びに領都サウスナンテンブルグに戻った。


サウスナンテンブルグ港に戻ると、応援の軍艦5隻と兵員を連れて、再度オポジットカナクレバランドに戻った。


そして、周囲のオアシスを魔道場所の兵士で俺の支配を受けるよう強制していった。オアシスの住民にさせたことは、ここに外部の者が侵入してきたら、オポジットカナクレバランドの基地まで知らせること。それだけなので、住民は素直に俺の支配を受け入れた。このようにしてカリ鉱石とリン鉱石の入手の目処が立った。


その後、領都サウスナンテンブルグに戻ると、領都に液体肥料の工場を建設した。


その後、フラ王国にも液体肥料の供給を開始した。

ただし、サウスナンテンブルグで生産された液体肥料の単価は鉱山の開発と維持それに現地の駐留軍の維持に費用がかかることからネイメー伯爵領の液体肥料の単価の4倍とした。また、工場の生産能力が低いので、転売を禁ずるとともに、販売する貴族はフラ王国で俺に敵対しない貴族に限ることにした。


また、現地に駐留する軍艦は、離島の最初に基地を作った島に3隻、他の2つの島に1隻ずつ、それから大陸の基地には5隻とした。そして、ここに駐留する軍艦は定期的に本国の軍艦と入れ替えるようにした。

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