表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生者とバグでない異世界人の物語  作者: @000-ooo


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

107/118

106. 幻のフグ町襲撃計画とリヒト、マーサ、ルナの英才教育

 フグ町で作っている軍艦が海賊の討伐に実績を上げてくると、海賊のもたらす富により恩恵を受けていたイングブリオ王国として面白くない。


そこで、造船所のあるフグ町を海賊に襲わせることにした。当初、海軍の軍艦の母港を襲うということに海賊の頭目は強く反発したが、イングブリオ国王からの資金援助によりこれを了承した。これは俺の監視装置からの情報である。


 海賊船50隻に1500人の海賊が参加する。3方向に分かれて出発し、夜に方向をアムスム王国の方向に向けてイングブリオ国王の基地を出発、翌朝フグの港にいる軍艦4隻が監視の航海に出た後、フグ町の港を襲撃し、造船ドックを焼き払う。こんな計画である。


 そこで俺はフグ町の港がアンゼン川の河口港であることから、河川の堤防上を走る堤防道路を整備した。ここに魔道馬車を配置すれば川幅約1kmのアンゼン川に海賊船が侵入したらすべて撃沈できる。


左岸の堤防道路上に30台、右岸の堤防道路上に30台の魔道馬車を配置して、連日空砲を用いた射撃訓練を行った。



 襲撃当日は監視の軍艦はいつも通り港を出る。その後、海賊船が河川に入ると、すぐに俺の監視装置で呼び戻し河口を封鎖する。


その後、堤防道路に魔道馬車60台を並べ一斉射撃を行う。


その後、1000人の歩兵で海賊を捕縛する。襲撃に対する対応はこんな計画である。



 レンに話をしたらレンも行くとのこと。

「久しぶりに爆裂弾を思い切りぶちかましたい」

とのこと。

「港は壊さないようにしてくれ」

と言ったら、

「分かった」

と言ったけど、どこまで理解しているのか疑問である。



 こちらとしては、万全の態勢で海賊が来るのを待っていたのだが、海賊の方で造船所の位置がアンゼン川の上流にあるということが分かると、もし見回りの艦隊が戻ってくると、逃げられない。下手すると全員捕まるのではないかという恐れが出てきて、参加を拒否する部下が増えて結局襲撃は見合わせとなった。


これについては、2年ほど前に、ラン地方の沖合で25隻、700人の海賊が全滅したことが大きく影響したみたいである。


結局、海賊のフグ町襲撃計画は幻として終わったのであった。



 監視装置の情報から得られた結果を、レンに話すと、レンは

「せっかく思いっきり爆裂弾をぶちかますことが出来たのに残念」

これを聞いたハルトは

「やっぱり手加減する気はなかったのだ。せっかく作った港が壊れなくてよかった」

そう思うハルトであった。



 王国歴330年11月、つかの間の平和を享受するハルト21歳。来月からはまた憂鬱な王都の社交シーズンである。


 領都の守りはクララに任せて、久しぶりに俺とレンは王都のパーティーに出てきた。レンがいると楽である。近づく令嬢はレンが撃退してくれる。


トゥール公爵家のフアニート様とユリアーネお義姉様からは、昨年の魔獣討伐とブセルターン砦での帝国軍の撃退について改めて礼を言われた。そして、その後提出された意見書が非常に参考になったと言われた。


またシュルツ子爵からはブセルターン砦の堅牢さに感服したと言われた。王都はやはり居心地が悪いので2月の初めに領都に帰ってきた。



 五月になると、長男リヒトと次女マーサと三女ルナのスキル授けの儀式である。それでクララと同様、魔法の練習をすることにした。


まずリヒトに鑑定を行った。すると、生活魔法、土魔法、言語理解、空間魔法、鑑定のスキルがあった。

それで、言語理解と空間魔法、鑑定については隠蔽をかけた。


次に、マーサは生活魔法と空間魔法と鑑定であった。

それで、空間魔法と鑑定について隠蔽をかけた。


また、ルナは器用貧乏と空間魔法と能力値隠蔽であった。

これも空間魔法と能力値隠蔽は隠蔽をかけた。


子供のスキルのことについて親に知らせるかどうかレンに相談したところ知らせた方がいいだろうということでアンナとリタにも知らせた。


そして

「空間魔法は隠蔽をかけて他の人に見えないようにしているので他言しないように」

と言った。

アンナとリタに

「空間魔法とはどのようなものか」

と聞かれたので、

「空間魔法とは、結界を張ったり、物を収納したり、遠くにどのようなものがあるかを感じることが出来たり、遠くに一瞬で移動したりできるスキルだ」

と説明した。


「クララもできるのか」

と聞かれたので、

「クララと俺は出来る」

と答えた。


アンナとリタはこれを聞くと

「夢みたい。商人としてはそれだけでやっていける。」

と言って喜んでいた。


 クララと同様にスキル授けの儀式までは、一般的な魔法を教え、スキル授けの儀式の後、空間魔法を教えることにした。


また、空魔石に魔力を充填し魔力量を増やす練習もさせた。そしてスキル授けの儀式までには一通りの魔法が使えるようになった。


スキル授けの儀式では、リヒトは生活魔法と土魔法、マーサは生活魔法、ルナは器用貧乏と言われた。スキル授けの儀式のあと、空間魔法の教授を始めクララ同様、2か月ほどでできるようになったので、森に行って魔獣狩りによるレベル上げを行った。


 クララは弟や妹のスキル授けの儀式の後、シャタイン侯爵家の勉強会に参加するために出掛けて行った。


ただ寂しくなると時々転移で戻ってくる。頭をなでてあげると、また転移で戻っていく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ