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地獄巡り

偵察にした分身が情報を持ち帰ってきた。今までいろんなところに送ってきた幻惑分身とは違い、ちゃんと意思があるタイプだ。


幻惑分身は弱いからな。広範囲の探索に一時的に使うというのならばともかく雑魚にすら阻まれるというのは問題だ。


先に始末すべきは、、、映姫というやつがいるところか。そこそこの能力を持つコイツに気づいたからな。よほど厄介な相手とみえる。


ふむ。わーぷとやらを試してみたが、消耗が激しい割に複雑な演算、緻密な制御が必要で実用性に欠ける。と評価せざるを得ないな。無駄な労力を割くくらいならば位置転換の方がいい。これはハズレだな。あの世界のmp以外に消耗したくないとかそんな状態にならない限りは使うこともなさそうだな。

黒狼「────ここが地獄か。」

随分とおおぎょうな名前だな。獄というにはあまりにも開放的で、自由が過ぎる。このような針の山や燃える炉だって、なれているものからすれば一つもつうようを感じさせるものはない。だが、問題は、広過ぎるというところだ。獄であるのならば少数であれども捕らえられたものがいるのがどうり。だがしかし、現実には全くいないという現状はぐうぜんここにいなかったというには奇跡的というレベルだろう。だとするならば、地獄という名の通りの行動でそのいきとしいけるものも滅ぼしてしまったか、

黒狼「─俺がくるのを察知して避難させたかだな。」

おそらく後者であろう。この世界の人間は甘い。俺のおもちゃに手を出してしまうくらいには甘やかされている。俺という脅威に気づかず滅ぼされてしまうのにも気づかないでいるくらいには、、、。

───最奥についたようだ。

四季映姫「!!これは、、、予想以上ですね。クラウンピース逃げなさい。あなたに気を遣っていられるほどの弱い相手ではないわ。」

黒狼「少しは話が通じそうなやつが出てきたじゃぁないか。クックック。大いに結構だ。」

四季映姫「っ、、油断していると足元を掬われますよ。」

黒狼「ふっ、足元にも及ばぬ存在になんと喚かれようが、掬うどころか動かすことすら叶わん。」

四季映姫「クラウンピース!へカーを呼んで!」(チッ、時間稼ぎが精一杯だとは、、、)

黒狼「興が乗った。名乗ることを許す。名を名乗れ。」

四季映姫「!!、、、失礼した。地獄の閻魔、是非曲直庁所属。四季映姫・ヤマザナドゥだ。」

黒狼はなぜか騎士?のような名乗り方をする四季映姫に対し、少し考えた後、

黒狼「ああ、そう畏まる必要はねぇ。少し威圧してただけだしな。」

そう言って、威圧をおさめた。

黒狼「まあ、名乗ってやろう。9の世界、陽の王国暗殺部門、死の紋様第1部隊、奴隷番号596ばん、コードネーム黒狼だ。」

四季映姫「待て。待ってくれ。色々と聞きたいことがある!9の世界とはなんだ!奴隷とは!?コードネームということは本名じゃないのか?!」

黒狼「うるせぇ。」

威圧が四季映姫を黙らせる。黒狼は無表情で、

黒狼「一つずつ聞いてこい。ある程度ならばお前らの時間稼ぎにも付き合ってやる。」

映姫「なぜ気づいて!!」

黒狼「そんなわかりやすくやられちゃぁ誰だってわかるだろ。」

映姫「くっ、、、9の世界とはなんだ?」

黒狼は少しこの世界の住民に伝えていいものか逡巡し、この程度ならばと答えることにした。

黒狼「世界がここだけだと思ったのか?もしもの世界は無限に分岐するから無いと答えることもできよう。だが、それは自分よりも次元の違うような存在の否定に他ならない。その無限の世界を管理できるような人間、、、魔王か。魔王だっている。と言ってもよくて6割、と言ったところだがな。あとの4割は他のものの補助を受けながらやっているらしい。言い訳はあったらしいがそんなものに興味はない。人間だってかつきえかつむすびてという言葉を作るくらいだ。それは世界にだって通用する理論だ。」

映姫は急に広大すぎる世界観を、しかし、漠然としすぎた話についていけなくなった。

映姫「ちょ、ちょっと守ってください?」

黒狼「あ?」

映姫「えっと?ここにもたくさんの世界があって?「そうだな」それを管理している魔王がいて「ああ。」その世界は作られては滅びたりしている?「よく分かってんじゃねえか。」」

黒狼「まだ続きもある。そんで、ものの硬さによって数字で分けられた世界がある。1〜10まで世界があって1以外は作り物の世界と俺は呼んでいる。それで、1には誰も介入できない。それこそ、そこに住んでいる読者(ニンゲン)とかぐらいしかな。そのうちの9の部類に含まれている世界ってことだ。」

映姫「何が何だかって感じですね、、、。」

黒狼「さぁて。時間稼ぎも済んだようだな。戦いを始めようか!!」

へカーティア「そうね。悪いけど。一歩的にやるわよ!」

ここにきたのはヘアーティアと小野塚小町だった。四季映姫も構える。3対1の構図だったが、

ヘカt「まさか卑怯とは言わないわよね?」

黒狼「むしろもう少しハンデが必要か悩んでいたところだ。」

ヘカt「生意気ね」

これから、激しい戦闘が始まる、、、!!

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