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第1話 ロック番長あらわる

福岡県、某市。

深い森が生い茂る山の中。

廃墟のトンネルに恨めしい声が響く。

2人組の除霊師は依頼を受け霊の退治に来ていた。

少なくとも666人がここで姿を消したという。

「ここで間違いないな、この不穏さ」

「たまらないぞ」

2人組の除霊師の片方は金の袈裟、もう片方は銀の袈裟。

三潴群の金と銀と呼ばれる百戦錬磨の除霊師だった。

ごおおおおおおおおと

霊が呼ぶ声がした。

後ろを振り返る、数多の白い手が伸びる。

金の袈裟が引っ張られる。

「くそお」

武器の札に手を伸ばすが。

遅い。

銀が叫ぶ。

金が連れ去られそうになったその時。

奴が現れた。

ナナハンのエンジンを大きく噴かし。

ゴッドファーザーのテーマを響かせて。

肩にかけるは真っ赤なフライングV。

奴はフライングVをマーシャルに直アンでフルテンだ。

踏み込むオーバードライブ。

一閃。

数多の霊を殴りつける。

アンプからは打撃音が空気を震わせる。

666体の悪霊はノックダウンだ。

「あんた」

「一体」

奴こそがロック番長。

ロック番長皿屋敷。

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