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Fantasia Saga ~目が覚めたらそこはファンタジーだった!~  作者: 柊 ピロシキ
第1章 出会い、そして旅立ち
12/22

12. アカツキの試験

無茶苦茶短いです。いつもの半分です。ごめんなさいm(__)m余力が有りませんでした…………

アカツキを連れて帰った次の日、ユキとアカツキは学園長の元へと行った。アカツキを編入と言う形で学園に入れるためだ。


「ふむ、突発的に買ってしまいそして開放してあげたはいいが、その後のことを全く考えていなかったと。そう言うことでよろしいですね?」


「むぅ。」


全くその通りなので何も言えない。その様子を見た学園長はアカツキに問いかけた。


「アカツキと言ったか。そなたはこの学園で学びたいか?」


「はい!ユキさま云々を抜きにしても、色々と学びたいので!」


「では、テストしようと思うのだが、筆記は無理じゃろう。さりとてなにもしないのはおかしいからな。技術試験のみにしてその能力に左右する方式で良いかな?」


「はい!」


その様子を見ていたユキは、アカツキにどのくらいの力があるのか分からなかったので、興味が湧いていた。


「ユキ様や。いつアカツキさんのテストをしたら良いかな?」


「三日後でよろしく!私が色々やらかしたからね。アカツキちゃんが、私と同じクラスに入れるように特訓するから。」


この会話を聞いていたアカツキはユキが天狐族と言うのを知ってはいたもののどのくらい強いのかと言うことをアカツキは知らなかった。まぁ、知り合って2日なのだから無理もない。


このあとアカツキはユキの特訓の成果を発揮するのだが、その特訓はあのアリアでさえも閉口してしまうようなものだった。


まず、魔力量を増やすとかで魔力を使いまくり倒れる寸前でキープさせると言うものだった。それはそれで辛いもののはずなのに、アカツキは嬉々としてやり、一日で常人ではあり得ないような量の魔力の上限値を得た。


そして、この特訓と平行して精霊魔法と戦闘訓練をしていた。言うなれば、吐き気と頭痛がするなかずっと走っていろ、といわれるようなものだ。しかし、アカツキはこの事も何故か嬉々として行い、ユキには劣るが普通に強いと言われるぐらいになった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


三日後


ユキはアカツキをつれて学園の闘技場に来ていた。闘技場には、学園長のみが来ておりそれ以外にはガランとしていた。


「では、技術試験を行おうと思う。アカツキの対戦相手は私がこれから召喚するメタルゴーレムじゃが、3日もあったのだから大丈夫たと思うが、どうかの?ユキ?」


「今のアカツキだったら、瞬殺だね。もっと、手応えがあるものが来ると思ったのに…………」


この様子を見てアカツキと学園長は、驚愕に満ちた顔をしていた。アカツキは瞬殺できると言う点に、学園長は手応えがないと言う遠回しの言い方にだったが。


まず、学園長はメタルゴーレムを一体だけ出してアカツキと戦われることにした。学園長が呪文を唱え、召喚印が地面に表れ下からメタルゴーレムが表れてきた。


全てが表れた瞬間にメタルゴーレムが倒れていた。アカツキが完全に召喚されたとわかった瞬間に弱点に、なんと素手で攻撃して再生不能にしたからだ。何故かやった当人と学園長がまたもや驚いていた。


「ほら、行った通りじゃないか。今のアカツキには柔すぎるの。」


「なら、10体出しても大丈夫かの。」


「いえ、100体でお願いします!使ってみたい技があるのです!」


「…………良いのだな?」


学園長はアカツキが頷いたのを確認した後、一気に100体召喚した。その直後、アカツキは焦りを感じられない朗々とした声で呪文を唱え始めた。


「心と体、そのすべてが精霊と共にありあなたもそれに賛同したことをもちてここに導きを!『精霊同調』」


刹那、彼女の外見がすべて代わりそのすべてが元の彼女よりも幼く見えた。そして、背が小さくも見えるのだが、外見よりも変わったことが一つ。彼女の脚が床についておらず、宙を浮いているのだ。


「『うーん!成功したね!』」


また、声も2重に聞こえるのだ。ユキはアカツキの今の状況を知っており、完成したことに関してとても感心をしていた。今は詳しくは説明しないが、アカツキが使っているのは精霊魔法の究極態の一つである。


学園長は訳のわからない状態に陥れられて困惑してはいるが、それか治るのも時間の問題ということだ。学園長が理解できるようになるのは、まだ当分先だと思われる。


そのままアカツキは歌を歌い出した。このメタルゴーレム100体に囲まれている状態でリサイタルを行うなど異常だと取れる。だが、アカツキが最初の音を出した瞬間から、メタルゴーレムからくぐもった、何かが潰れていくような音がずっと続いていた。そして、彼女の歌がサビと呼ぶには少し躊躇われるような箇所にきたとき、すべてのメタルゴーレムが正六面体になり、再生を司る『再生魔石』が浮遊しすべてアカツキの方向に飛びメタルゴーレムだったものから離された。そして、歌の終盤には全てが合体し巨大な正六面体になったところでアカツキの歌が終わった。


「へー。アカツキの好きなことって歌うことだったんだね!じゃあこんど面白いものを作らなきゃね!」


「…………ユキ殿。何をのんきに仰っているのですか…………」


「学園長!?語調が、変わってるよ?」


「ユキさま。ソコは責めずに少し落ち着かせた方がよろしいのではないでしょうか?」


「うーん。別に学園長が今すぐ理解できることじゃないし、落ち着かせるだけ無駄なんだよなぁ。後、アカツキはこの状態だったらSクラス確定だしいいんじゃないかな?…………よし、帰ろう!」


このまま、ユキとアカツキに見捨てられ壊れたラジオのようにぶつぶつ言っていた学園長が復活するのは、日がくれた頃だったのだ。


最後まで読んでくださりありがとうございます!


申し訳無いのですが、受験生なので1度これで更新を停止させていただきます。早ければ12月から復帰、遅くても2月の半ばからは復活するはずなので期待して待っていてくだされば幸いです。


これからもFantasia Sagaをよろしくお願いします!

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