8話 魔法
「そーじゃ陸斗 聞き忘れてたがあんたの魔法能力ってなんじゃ? 」
えっ?なんて能力?そんなのあった?
詳しく聞くことによると 召喚された人には特殊な能力がつくらしいけど 僕は能力なんかなかったぞ
「私の能力ってこれですか?」
すると奏の手から冷気が手から出て来はじめた。
ブロック状の氷がコロコロと転がり始めた頃から顔色が少し悪くなったのでやめさした。
でも、分かりやすい能力でいいな…僕はどんな能力が発現してるんだ?
「ねぇ陸斗…これ出てみない?」
お嬢様が見せてきたのはこの帝国で行われるバトル大会であった。
能力なしで戦うとかまじ鬼畜ですよ お嬢様 僕今度こそ死にますよ?
「お、お嬢様いくらドラゴンの炎を耐えたからって流石に今度は死にますよ?」
死にたくない 僕は畳の上で死ぬと決めたんだ。
「多分大丈夫だろ?うん 気にするな」
僕の死亡が確定した気がしました。
とりあえず木刀でも振るか 剣道が上手い奏に教えてもらうか…
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~大会当日~
ちょちょちょまてぇぇぇぇ 僕の回りにいる人たちの武装とか凄く厚いんですけどー
勝てる気しねぇぇぇ…死亡確定じゃないか
どうしよ…剣を借りたけど腕持ってかれるな…(泣)
「一回戦 お願いします。」
僕の相手はこのガタイの厳ついお兄さんみたいですね…
筋肉がやべぇ…ムキムキじゃないか…
こんな敵を倒すためには…ヒス○リアモードにでもならないと勝てないじゃないか
おい…小僧…大人しく棄権しないと死ぬことになるぞ
「いえ、お嬢様のため…棄権することは出来ません!!」
死にたくないーやめたいよぉ…(泣)
剣と言うより鈍器と言うものを相手の男が振り回し始めた。
避けないと死んじゃう…
決起の覚悟で避けきれたが少し髪の毛がなくなってまった。
しかし避けた弾みに転んでしまい僕は危機に陥ってしまう。剣先が僕の目の前に向けられてしまうのだった。
「もう おしまいか…全然手応えがないのう…お前の主もお前も雑魚だな」
「僕の事はなんとでも言うといいが お嬢様の悪口を言うと後でお仕置きくらうからな…黙れよ」
突然脳内に声が聞こえた
「「おい、お前 に力を 与える時が きた 使え この能力」」
声がなくなり閃光が辺りを満たした。
光が消えたとき僕は僕ではなくなった
主人公らしくこれからなっていくので見ていってくださいね。BL要素はないことを祈りますよ?陸斗さん