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20.お土産

投稿を始めてから1ヶ月!多くの人に読んでいただけで感謝感激雨あられです!

ニムレット村に帰ってきてから3日後、私たち『仲良し5人組』は広場に集まっていました。私とテレスからの王都のお土産を渡すためです。




広場には私たち以外の村民もいました。広場に集まって談笑しているのです。


(ア)「すごい人だね、ここ」

(デ)「おう!アリスがいない間に頑張って運んだんだぜ」

(ク)「収穫祭の時に使ったテーブルをここに並べたんだ」

(サ)「村人同士の交流を増やすためだって」


何の話をしているのかというと村に起きた変化です。




春になると村で1つの案に対する会議が行われていました。

「広場に交流する場所をつくる」という案です。


実はこの案は何年か前から上がっていました。「収穫祭に使うテーブルやベンチを広場に出したらいい」と言われていましたが掃除する人や修理にかかる費用の目処が立っていませんでしたが、今年、ようやく解決したようで広場にテーブルとベンチが置かれることになったのです。


今はそんなベンチに座って話しています。


(デ)「で?王都はどうだったんだ?」

(テ)「王都自体はなんてことないよ。パーティーは疲れたけど」

(ア)「そんなことないよ!すごいきれいだったし、ご飯おいしかったし」

(サ)「へぇー。じゃあその髪飾りも?」

(ア)「うん。王都で買ったの。サーラのもあるよ。はい」

(サ)「わぁ!ありがとう!色違いっていいね。あ、柄が一緒だ!」

(ア)「えへへー。お揃いっていいでしょ?」

(サ)「うん!黄色ってのもうれしい」

(ア)「だってよテレス」

(テ)「よかったー。合ってたよー」

(サ)「え?これテレスが選んだの?」

(テ)「そうだよ。柄はアリスだけどね」


そんな話をしているとディルがそわそわしているのが見えました。テレスと目を合わせて苦笑するとテレスが持ってきた袋からディルのお土産を取り出しました。


(テ)「はい。これがディルのね」

(デ)「おぉ!ありがとう!これ靴か?」

(テ)「あぁ、そうだ。ディルは剣士だから軽くて動きやすい靴がいいだろ?」

(デ)「わかってるじゃないか!硬くて動きずらかったんだよ」


私もクロへのお土産を取り出します。


(ア)「はい。これがクロのね」

(ク)「わぁありがとう!ローブ欲しかったんだ。しかも青の詩集!うれしいよ」

(テ)「おぉアリス、当たってるじゃん!」

(ア)「ふふん、でしょー。なんかローブを気にしてる気がしたから」

(ク)「えっ、なんでそれを知ってんの!?」

(ア)「んー、女の勘ってやつ?」

(ク)「〜〜〜〜〜〜!」


そこには恥ずかしそうにしているクロとそれを見て大爆笑している3人がいました。

なんかクロが可哀想に見えてきたので話題を変えます。


(ア)「そういえばさ、サーラってどうすんの?」

(サ)「どうすんのって?」

(ア)「ほら、私とクロは魔法使いでディルは剣士でテレスは...両方?で」

(サ)「あー、そういうことかぁー。できるなら魔法がいいんだけどねぇー。魔力少なかったし、ディルに

体の使い方でも教えてもらって暗殺者?シーク?やってみたいなーって」

(ク)「シークはまだいいとして暗殺者はだめでしょ」

(テ)「ちょっと悪者感あるよね」

「「あはははは、たしかにー」」


と、そんな話をしながらテレスの様子をうかがいます。

テレスは首を傾げたので頷き返します。


(テ)「じゃあ、ここからが本題なんだけど...」


なぜ私がサーラの役割を聞いたのか、なぜ私たちがこのようなお土産にしたのか。

その理由がテレスの口から伝えられました。




データの復旧に加えて本業のほうがちょっと忙しくなってきたので更新が不定期になります。

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