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ルルとシロイ、話す。
ルルとシロイは、よく話す仲ではない。しかし、今日二人は話をしていた。
ルルは聞いた。「これからどうなるの、シロイは。」
シロイは答えた。「領主様のところに行くことになった。」
「領主様のところ。」
「そう。この村は領主様のものだ。村にあるものは全部領主様のもの。自分も含めて、全て、領主様のものになる。この村のことは、領主様が決める。自分もそう。だから、とりあえずは領主様のところへ行って、それからどうなるのか決まる。」
「それからどうなるかはわからないの。」
「わからない。そうとしか言えない。」
「そうなんだね。で、いついくの。」
「明日。」
「そんなに早く。」
「早いと思ったさ。でも、仕方ない。決まったことなんだから。」




