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エンド16 セーブ枠追加

《バッドエンド『養分へ』へ到達》

《スキル『脱出1』を獲得します》


「……マジかぁ~。四天王つえぇ~」


聖夜は天を仰ぐ。

とは言っても、上の方も闇が広がっているので、聖夜の見ている方に天があるのかどうかも分からない。

 ーーこの作戦が失敗したとなると、諦めるべきか?いや、でも、同じ死に方するまでは続けるって決めてるからなぁ。


聖夜は新たな作戦を立てようと頭を悩ませた。

 ーーあの程度じゃどうにもならないかぁ。

聖夜は、キュネイが言っていたことを思い出す。


「悪くはないと思うけど、私には足りなかったわねぇ、か…………ん。なら、」


聖夜はひらめいた。

ということで、早速試してみることに。


《実績『エンディング10個回収』達成》

《セーブ枠が1つ追加されます》


セーブ枠が1つ追加されたが、それは一旦放置。

セーブ1をタップし、セプティアに事情と作戦を説明するという一連の流れを終わらせる。


 ーー見えた!

聖夜は前回と同じく、キュネイの後ろに回って突進する。

勿論後ろからツタが伸びてきて聖夜を拘束しようとしてくるが、


「分かってるなら、対応は出来る!!」


聖夜は横に飛んだ。

直後、聖夜がいた場所を大量のツタが通り過ぎた。

聖夜は、追撃が来る前に立ち上がり、また突進をする。


「あらぁ。躱されちゃったわぁ。凄いわねぇ」


キュネイはそう言うが、凄いなどと思っていないことだけは分かる。

聖夜は後ろにも警戒していたのだが、


ボフッ!


「っ!?これはっ!?」


下から突然煙が出てくる。

聖夜は焦って体を反らすが、もう遅い。

少し煙を吸ってしまい、体に力が入らなくなってそのまま前に倒れ込む。


「ふふふっ。それじゃあ、死んで貰いましょうかぁ」


後ろからツタが迫ってきて、聖夜の体を拘束する。

 ーーこれは、同じ死に方になるかもな。

そう思っていると、少し体に自由が戻ってきた。


 ーーおっ。コレなら行けるか?

聖夜は自分の体の感覚を確かめていく。

キュネイは聖夜の首を絞めようとしてくるが、前回と同じく、


キンッ!


「ちっ!気付かれたか!」


「あらぁ。悪くはないと思うけど、」


そこまで言って、キュネイは目を見開く。

なぜなら、それだけではなかったから。

聖夜の剣が、キュネイの顔面に迫っていた。


キンッ!


「ん~。結構危なかったわねぇ」


 ーーなっ!?そんなモノ!どこから!?

聖夜の剣を防ぐのは、キュネイがいつの間にかにぎっていた剣。

キュネイは剣を構え直し、聖夜に振りかぶるが、


「私のことを忘れていないか!」


キンッ!キンッ!

「そういえば、いたわねぇ。緩急の付け方が上手いわぁ」


セプティアが後ろから斬りかかって、キュネイの動きを止める。

さらに、聖夜も後ろから斬りかかったが、こちらもはじかれてしまった。

だが、2人の攻撃はコレでは終わらない。


「あらぁ。元気ねぇ。私にはマネできないわぁ」


そう言いながら、2人の攻撃を剣で防いだり、体を傾けて躱したりするキュネイ。

 ーー確実に捕らえたと思っても防がれるな。何か、防がれずに攻撃できる方法は、

聖夜は過去の記憶を思い出す。


「あらぁ。隙だらけよぉ」


その考え事が徒となり、大量のツタが横から迫ることに気づけなかった。

そして、そちらに目を奪われている間に、キュネイも剣を振り上げている。

 ーーん?……そうだ!


「うおおおおぉぉぉ!!」


聖夜は叫びながら突進し、

ドンッ!

と、キュネイを突き飛ばす。


「きゃっ!?」


予想外の行動だったため、そのままキュネイは突き飛ばされた。

これによって、聖夜は一時的にツタからの攻撃も、キュネイの剣も避けることに成功した。

 ーーチャンスはここしかない!この一撃で決める!!

物語の主人公みたいな事を思いながら、聖夜は剣を振りかぶり、


「ハアアァァァ!!!!」


気合いと共に振り下ろす。

だが、キュネイもそれでやられるよほど弱くはない。


「あらぁ。元気ねぇ」


キュネイは剣で防御するように構えながら微笑む。

だが、次の瞬間その顔は驚愕で染まることになった。

 ーー決まった。


「な。なん、で?」


キュネイは斬られた自分の胸を見ながら呟く。

キュネイを切り裂いた技。それは、奇しくも(?)聖夜の命を刈り取ったことのある技であった。


 ーーまあ、俺の命を奪えたからこんな所で使えるって判断したんだけどな。

聖夜の使った技、それは、セプティアを殺した際に暗殺者ギルドのモノが使ってきた技。

防いだはずの剣が、すり抜けるようにして自分の体を切り裂いてくるという、非常に強力な技だ。


「ちっ。だが、まだまだ技の練度が足りなさすぎたな」


聖夜は不満そうに言う。

初めて使ったということと、見よう見まねであったということもあり、聖夜の技はかなり本物に比べて劣っていた。

現に、キュネイの体は切り裂いたモノの、その命を刈り取るには至っていない。


「まあ、いい。ならば、お前の命を取るまで繰り返せば良い!!」


「これは厳しいわねぇ!相手してられない、……ゲボッ!」


駆け寄って剣を振る聖夜と距離を取ろうとするキュネイ。

後ろに跳んで聖夜から離れることには成功したが、キュネイの頭からは綺麗に抜け落ちていることがあった。

だからこそ、キュネイは後ろから突き出された剣で貫かれる。


「ナイス!セプティア」


「ああ。聖夜も凄いな。あんな技始めてみたぞ、っと、とどめを刺さないとな」


セプティアがそう言って、突き刺さっている剣を無理矢理横に振り抜いた。

当然、


「ギャアアァァァ!!!????」

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