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カスはカスなりに!~絶対に負けない男たち~  作者: GANON


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8/17

アカリとアカリでAA

 今日は日曜日。過疎店A、Bではなく、普段行かない少し離れたE店へ。

 アカリの家からはほど近く、駅からは少し遠い。しかし並び順で入場のパチンコ、パチスロ併設店。規模は両方が200台という中規模店舗だった。


「今日はこの台」

「わかったにゃあ!」


 フロアマップを指さしてアカリに伝えた。最近彼女は遅刻もあまりしなくなってきた。


(そろそろ給料を少し上げてやらなきゃな)


 パチンココーナー。並び順だが、ライバルと思わしき人が数名いた。

 しかし、開店30分前に並んだ俺とアカリは1番と2番。どうやっても狙い台はとれる。

 10時、入場開始。俺たちが早足で向かったのは甘デジコーナー。

 着席し、万札を投入。

 今日打つ台は、緋弾のアリアAAの甘デジ。

 座った理由は、2台導入で日曜だけ3週間で3万発も客側のプラスになっていた。

 この台は設定というものがついており、通常時の大当たり確率が設定によって異なるのだった。

 おそらく、日曜日にだけ高設定を使っているのだろうという予想。釘は1週間毎日見ていたが変わっている様子はない。


 ・・・・・・予想は的中! 当たり数回目で見事に設定6が濃厚になった。


「この子もアカリにゃ?」

「そうなんじゃないか?」

「なんかムズムズするにゃ」

「あ~なんか自分が呼ばれてる気がするよな」


 この台の主人公もアカリというようだ。


 

 約50%で突入する1回の確変突入時の期待出玉は約2000発。約8000円ほどだが、80分の1という軽い初当たりに、千円17回転もする釘状況。

 そしてこの台はありえないほどオーバー入賞するのだった。

 


 オーバー入賞とは。

 パチンコの出玉は大当たりなどで開くアタッカーと呼ばれる大入賞口に1玉が入ると、10発なり15発なりになって戻ってくる。

 アタッカーは決まった玉数が入ると閉じて、当たりのそれに応じてまた開きなおす。これを繰り返して出玉を増やすのがパチンコだ。

 んで、このアリアAAという台はアタッカーに玉が余分に入ることがすごく多い作りになっていた。具体的には2発か3発。

 

 アタッカーに入った余分な玉でもキチンと増えて戻ってくる仕様なのだ。これがオーバー入賞。これはどのパチンコでも共通。この台は特別余分に入りやすかった。

 20発や30発なら大したことないでしょ? と思われるかもしれないが、この台は甘デジという比較的高確率で当たりを取れる台であって、アタッカーが開く頻度も高い。

 


 

 一日で数百もの増やせるチャンスが訪れるのだ。ざっくり20×300で6000発。金額にして2万4千円も増やせる。

 ちなみに、この台はそれ以外にも攻略できる余地が多々あって、相当甘い台だったのだが記述しきれないので割愛とさせていただく。



 アカリに打ち方を横で教えながら打つこと数時間。昼食は持ってきたカロリーメイトを4本食べ、そのまま閉店まで。


 朝から一日打って2人で稼いだ玉は約3万発。1人あたり1万5千発のプラスだった。

 交換率を加味した金額にすると10万円強。


「今日はしんどかったな」

「にゃ―もう早く寝たいにゃ」

「じゃあ、打ち上げは明日にしよう」

「やったにゃあ!」


 明日の夕飯をアカリが決めることにし、帰宅した。



・中規模店舗:おおむね500台くらいから大型店舗と呼ばれる。200~400くらいが中規模とされる。小規模店舗の中には50台とかの店もある。


・フロアマップ:どこに何の台があるかわかるように地図が乗っている。紙の場合もある。


・甘デジ:当たり確率の軽い液晶機のことを総称してこういう。大体当たり確率が100分の1前後。出玉が少ないが遊びやすい。近年は波が荒くなって他と大差が無くなった。


・日曜日だけ:休日に来るお客さん向けに当たり台を作っている。


・オーバー入賞:パチンコにおける技術介入要素の一つ。禁止されている店舗もあるが、これができることによって単純賭博罪にあたらなくなっているので、それはおかしな話である

 各種技術介入のやりかたはネットで調べれば出ます。



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