第5話 侵入者
翌朝、登校の途中。
「よっ!おはようアマノ」
「おはよう、えーと」
「ツチヤだよ。ツチヤ=シノブ」
「おはようツチヤ」
クラスメイトと顔を合わせる。
「今日はいい一日になりそうだなあ。麗しのカグヤちゃんと一日一緒だし!」
「ツチヤはツキノさん一筋だなあ」
「それはそうよ。他のクラスメイト女子なんかメじゃねぇからな」
「女子バリアーが凄いから近づけないけどね」
ソラツグは苦笑する。
「そこよ。あいつ等絶対、悪意持って妨害してるって」
「ははは・・・」
そんなたわいない話をしながら登校する。
そして学校で思い知ったのは、ツキノさんは容姿以外でもかなりスペックが高いということだ。
物理の授業では難しい数式を軽々と解き、体育の授業では抜群の運動センスを見せる。
「天は二物以上を与えるんだなあ」
ツチヤは少し凹んでいた。
自分との格差を感じているんだろうか。
「諦める?」
「逆だよ!むしろ壁が高いほど燃えるってもんだぜ!」
「ツチヤは凄いなあ・・・」
そしてツチヤのテンションとは裏腹に今日も女子バリアーの壁は高いのであった。
放課後。
「こんちわー。今日から宜しくお願いしまーす」
ソラツグは工房に来ていた。
「おう来たか。早速だが仕事の段取りを少しづつでいい、覚えてくれ」
「はい!」
ソラツグは言われたことをメモに取って一つづつ覚えていく。
「ソラツグちょっとこっち来て」
「はい!」
「ここのメーターがこのラインを超えないように見てて」
「はい!」
「ソラツグ、こっち来てくれ」
「はい!」
「この計測器の針が右に振れたら教えてくれ」
「はい!」
「ソラツグ、ちょっとこっちの機材のそっち側を持ってくれ!」
「はい!」
そんなこんなで多忙な一日を過ごした。
そして帰宅の途中、商店街。
「いやあ疲れたなあ」
ソラツグは腕を回す。
「でもかなり充実した一日だったな。明日も頑張るぞ」
そんな事をやってると前方で人混みが出来ていた。
「何だ?」
人混みの隙間から前方を見やる。
そこには。
青色のMTが銃を構えて左方から右方へ前進していた。
「MTドーベル型!何でこんな所に!」
MTドーベル型がこちらを向き、銃口を向ける。
「え・・・?」
突然の事にソラツグの思考が追い付かなかった。
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