表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
44/82

 44 すでに投稿したエピソードと、くいちがう内容があるかもしれません。






   〇まえの回のあらすじです。

   『リリコがユノをばかする』












 はじめに虚無きょむがあった。

 虚無の果てにひかりが誕生たんじょうし、それはやがて一頭いっとうりゅうをかたちづくった。


 りゅうは金色にかがやいていた。

 まばゆい黄金おうごんのひかりは、無限むげんの虚空に混沌こんとんとしたなみをもたらし、暗闇くらやみに日と大地と空を生みだした。

 竜は創造した野辺のべにひとつのいおりをつくり、そこを自分のすみかとした。

 幾日も暮らすうち、竜は精霊と妖精ようせいをつくり、これに世界の管理をあずけた。

 精霊は万象ばんしょうの根源たる波をつかさどり、これをもって大風や地の鳴動めいどう雷鳴らいめいをあやつった。

 この御業みわざ魔法まほうぶ。


 妖精ようせいもまた魔法まほうをあやつり、火やみずや土のすこやかなることを手伝った。

 この時にはよるはなかった。

 りゅうと妖精と精霊だけがあり、世界はひかりにちていて、たいらかだった。


 やがて、ひかりさすところに影ができた。

 りゅうの影は黒い竜をし、のものはみずからを破壊者ディアボロスんだ。

 影は金の竜を真似まねて、みずからの眷属けんぞくをつくりだした。

 それが魔物まものである。

 魔物のなかには、妖精ようせいに似たすがたのものもいた。

 それは魔族まぞくばれ、かれらのなかから魔力まりょくを持たない生きものが誕生たんじょうした。

 魔族でありながら、動物的な形質もなく、魔法まほうの才もない。もしくは、いちじるしくひくい。

 かれらは「人間」と名付なづけられた。

 にんげん(かれら)はすべての生きもののなかでも最も劣等としてあつかわれ、この悲憤ひふんと、不和と、猜疑さいぎと、はかりごとを生みだした。













   ※すでに投稿したエピソードとのくいちがいがあるかもしれません。加筆かひつ修正しゅうせいは、今作の完結後におこなう予定よていです。






      んでいただき、ありがとうございます。







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ