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【異世界転移】をやってみた《4》 ―旅のおわり―  作者: とり
 第2話 セレンのなくしもの
28/82

 28 誘拐の容疑





   〇前回のあらすじです。

   『ユノが【フローラ】にいきなり蹴られる』










「ユノっ。あなたねえ!」

 ぐいっ。

 たおれたユノのむなぐらをつかんで、フローラはむりやり立たせた。

「なっ」

 存外の腕力わんりょくに、ユノはおどろきつつもふがふが鼻血はなぢの出たかおでうったえる。

「なんなんだよおっ。ボクがなにしたって言うんだよッ」

「なにもどおしたもないわよ。あんたね。いくら自分がモテないからって、こんな年端としはもいかないおさなおさなごをゆうかいするなんて……。モテないからって、やっていこととわるいことがあるわよッ」

「『モテない』を連呼しないでよ。気にしてるんだから」

 はんぶんきながらユノはわめいた。それにフローラはゴカイをしている。

「ボクがつれてきたんじゃないよ。ボクがこの子に、ここにつれられて来たんだ」

「はあああっ!? あんたゆーにこと欠いてすべてのつみをハルになすりつけようっての!? ずーずーしいにもほどがあるわ!」

「ぶへああッ!」


 渾身こんしん頭突ずつきをはなっぱしらにたたきこまれて、ユノはふたたびくずおれた。

 ぐるぐる。

 目をまわして草のうえに仰臥ぎょうがする。ぐるぐる。

 ばさり。

 上空じょうくうから人のかげがりてくる。

 つばさのある少女しょうじょだ。






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