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 13 トカゲと神剣




 ・前回のあらすじです。

 『ユノがエクスカリバーをよぶ』









 ユノは気を取りなおした。剣のつかを握ろうと、地面に突きたてたエクスカリバーにちかる。

「なあ。オレにいちど、ためさせてくれないか」

 ヨルムンがユノをさえぎって言った。

 絶大な威力いりょくを持つつるぎを【モンスター】に貸すのは抵抗があったが、いままでのやり取りから、この三人はユノがおもっているほどわるいれんちゅうではなさそうだ。

「わかった」

 首肯しゅこうして、ユノは剣のまえから退く。ヨルムンが「わるいな」と言って、剣の柄に手をかけた。そのとき。

 ――ばちん!!!


「っぎゃあああ!!!」

 強烈きょうれつな閃光が飛んで、ヨルムンの手をはじいた。灼熱しゃくねつ火花ひばなが、彼の爬虫類はちゅうるいの手を焦がしたのだ。

 てのひらがただれ、溶けた皮膚のおくから生肉なまにくが見えた。

「なっ、なんでだ!? 【神剣しんけん】には、魔物まものはさわることもできないってか!?」

(そういえば……)

 なげくヨルムンを横目よこめに、ユノは、この世界【メルクリウス】に来てすぐのことをおもい出していた。





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