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亡国のイレイザー   作者: 有澤准
Sunrise
20/25

行間5

 あぁ、と諦めたように私は倉庫の片隅に目をやった。

 あれはあの時作業現場で見た人たちだ。

 確かシュニン、とシゲだ。

 よく分からないが、あの人にとっては大事な人なのだろう。

 どうしてここに来てしまったのだろう。

 どうして私を捜しにきてしまったのだろう。


 そこで私は自分の服に引っかかっている小さな機械に気づいた。

 この発信器が私の位置を知らせていたらしい。たしかに、普段だったらまた私を連れ出すことも出来ただろう。


 でも、今は違う。


 ここは戦場なのだ。


 人間が作った三位一体の軍神の戦場なのだ。


 死んで欲しくはない。

 だが、私にそれを望む権限は無い。


 私の身体は私であって、私でないものでもあり、私のものではないのだ。


 私は、強制的に、反射的に微かに腕を振るった。


 声はしない。

 ただ、電気信号だけがあって声はしない。



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