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深海の雫は、太陽に焦がされていく

作者:上田琴音
最新エピソード掲載日:2026/06/26
ただ静かに生きるために、すべてを隠してきた——深海の魔女の娘、リアネ。

火属性の侯爵令息アルフォンスと交わせるのは、誰にも見えない朝の挨拶だけ。身分も、属性も、隠した素顔も、二人を隔てている。

そんな初秋のある朝、アクアニアからもう一人の留学生が現れる。「わたくし、あなたのお母様を知っています」——優雅な微笑の底に、見えない藍色を滲ませて。

母の知らない過去。近づく別れ。手首に灯る、小さな火。

第2部《アクアニア編》、はじまります。
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