食堂
「え、あの…」
予想通りローザに声をかけてきたカリーナ。金髪の縦ロールの髪型が特徴的な典型的なお嬢様みたいな奴だ。
「む…どうなのよ?」
「えっと、カリーナさん?でしたよね。」
「そうよ、私は、カリーナ・ラフテル。ラフテル公爵家の一人娘とは私の事よ!」
なんだろう、この残念な感じのする御令嬢様は。
「さぁ、そんな私と友達になれるチャンスですわ!」
「そうですね、なら皆さんと一緒に行きましょう?皆さんもいいですか?」
「私は別にいいぜ。」
「俺も構わないよ。」
「皆さんありがとうございます。では行きましょう、カリーナさん。」
ということで、カリーナも加わって4人で食堂に向かうことにした。学園の食堂は生徒の大半が使う為、かなり広い。そして昼飯時という事で沢山の生徒が友達同士で食事をしている。
「おー、すげえ広いな。」
「なんだ?こういう所初めてか?」
「まぁ、初めて来たな、こんな食堂とかそういう昼飯が食えるところ。」
「へぇー。珍しいな。」
そんなことを話しながらきっとここに来ているはずの人物を探す。
「お、いたいた。」
「誰か探していたんですか?」
「あぁ、幼なじみもここに入学してんだ。まぁクラスは別になっちまったんだけどな。」
「へぇ、そうなんですね。」
「てことで、皆に紹介しとくぜ。おーい凛火!」
少し遠くにいる凛火に呼びかける。するとこちらを向いてため息をつかれた。
「こんな所で大きな声で呼ぶんじゃないわよ。目立つじゃない。」
「まぁまぁ、許してくれよ。」
「で、後ろの子達は誰?」
「あぁ紹介するぜ。」
そう言って順番にクラスメイトを紹介する。まぁ、紹介すると言っても名前しか知らないから名前しか言わなかった。
「ふーん。ま、よろしく。私は凛火よ。このバカの幼なじみ。」
そうして、凛火を交えて5人で食事をすることにした。ローザとカリーナは弁当を、私と凛火とリューは食堂のご飯を食べている。二人の弁当は中々に豪華で驚いた。
「へぇ、美味しそうなものばかりねあんた達の弁当。」
「当たり前ですわよ、なんたって家の一流シェフが考えた保存性と味、そして見栄えを追究したお弁当ですもの。」
「私のは今日は自分で作ってみたんです。お家の料理人さん達に教えて貰いながらやってみたんですけど、やっぱり自分で作ったお料理っていうのはいつもと違う感じがしますね。」
「そうなのか。つーかローザの家って結構すげぇ所なのか?」
「そうですね、私のお家は伯爵家ですからカリーナさん程ではないですけど…。」
どおりで行儀がいい訳だ。正直カリーナより断然ローザの方がお嬢様って感じがする。カリーナはなんというかちょっと頑張ってお嬢様を出そうとしてる感が否めない。
「そういやぁリューの家はどうなんだ?」
「ちょっとレーテ、人のお家事情をそんなに聞かないの。」
「まぁ別に大丈夫だよ凛火。俺の家は普通の商人の家だよ。この街で商売してる。」
「そうなのか。何売ってんだ?」
「雑貨屋だよ。」
「お、マジか、じゃあ今度連れてけよ。私結構雑貨屋回ったりするのが好きなんだ。」
「そうなんだ。じゃあ今度案内するよ。」
これはラッキーだ。この街に来て日が浅いから雑貨屋の場所なんて知らないから丁度良かった。きっと面白い物が売ってると思うからすごく楽しみだ。
「そういえばお二人はどちらから?」
「あぁ、私たちは「レーテ。」」
「?」
「ごめんなさい。私たちの家は普通の農家よ。」
「そうなのね。…あ、そろそろ時間ですわよ。」
「ほんとだ、早く食べないとな。」
手元にある牛丼という食べ物を口にかきこむ。
「あんた、食べ方汚いわよ。」
「しょうがねぇだろ。早くしないと授業に間に合わなくなっちまう。」
「またガッツポーズ決めたりしてな。」
「なっ、それ言うなよ!」
「あ、やっぱ遅れそうになったんだ。」
「そもそもお前が同室なのに起こしてくれなかったからあんな目にあったんじゃないか!」
「あら?人の所為にするっていうの?」
「くっ…お前が遅れそうでも私は金輪際起こさないからな!」
そうした言い合いが続いて、牛丼はあまり減らなかったので、最終的に他の4人は先に授業場所に行き、私はまた慌ててクラスメイト全員の前に現れる羽目になってしまった。
初めての作品なので、書き方の統一感があまりないと思います。これから上手く書けるように頑張ります




