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あらすじ

※以下のあらすじには、『オーバークロックプロジェクト-TODAY』の前作である『オーバークロックプロジェクト-YESTERDAY』の壮大なネタバレが含まれます。『オーバークロックプロジェクト-TODAY』を読む前に『オーバークロックプロジェクト-YESTERDAY』を読む予定の方は、ご覧になられないことをお勧めします。

《あらすじ》

 主人公・冥加對(みょうがつい)が『この世界は昨日から作られた』というメールの着信音で目を覚ましたとき、すぐ近くに、對の友だちの一人である地曳赴稀(じびきふき)の惨殺死体と、彼女を死に追いやったと思われるナイフを発見した。

 この瞬間から、事件も事故も起きないとされている百年後の世界で、仲が良かった彼らの関係は崩壊を始めた。

 對は赴稀に続いて、天王野葵聖(あまおおのきせい)金泉霰華(かないずみせんか)土館誓許(つちだてせいきょ)水科逸弛(みずしないっし)火狭沙祈(ひさばさき)というかけがえのない友だちを一人、また一人と、犯人も動機も分からぬまま失っていった。

 そして、對は海鉾矩玖璃(かいほこくくり)の死に際、自分の意識が『あるきっかけ』で途切れることに気づいた。

 その後、その世界で『伝承者』という役割を負っていた木全遷杜(きまたせんど)から、この世界の秘密を聞かされることになる。

 この世界は幾度となく繰り返されており、友だちグループの九人は恨み妬みが主な原因で殺し合いをし、その最終的な生存者はどの世界も二人だけ。

 一人はその世界の遷杜のような『伝承者』、もう一人はその『伝承者』からこの世界の秘密を引き継いで次の『伝承者』になる人物。

 對は遷杜に半ば強引に『箱』に入れられ、遷杜や友だちグループのみんなを救えなかったことを後悔しつつも、次の世界に強制送還された――、


 それから幾百もの世界でも、彼らは何度も殺し合うことになった。

 同時に、『伝承者』は生存者二人だけという惨劇を回避するために死力を尽くした。

 しかし、どの世界でも何をしたところで、決定的な解決にはならなかった。


 九六〇回目の世界、『伝承者』になった對は前の世界での体験と、『箱』の内側にあった記録をまとめ、そこから新しい解決策を導き出した。

 對が導き出した新しい解決策は的を射ており、『箱』は故障したものの赴稀の死を回避し、ディオネという自称土館妹の存在を認識することに成功した。

 それからというもの、對は友だちグループ内の人間関係を修復し、太陽楼仮暮(たいようろうかくれ)という担任教師の過去が記された日記帳を発見することに成功した。

 この世界の案内人のような役割を負っていた仮暮に、この世界の真相を答えてもらうように頼み、彼らは元の世界に帰ることに成功した――、


 しかし、元の世界に帰ったところで、彼らに幸せな日々が戻ることはなかった。

 現実世界は第三次世界大戦真っ最中で滅亡寸前であり、彼らはそれを食い止める術として宇宙の真理を理解するために仮想世界に行っていたのだった。

 加えて、九六〇回全ての世界の記憶が戻り、彼らの脳内に『友だちに殺された記憶』や『友だちを殺した記憶』が戻ってしまった。

 タイムリミットが迫っているにも関わらず、もう仮想世界に行くことはできない、もうどうすることもできない……絶望に暮れながら、誰しもがそう思っていたとき、對にある閃きが訪れた。

 その閃きを元にして話し合った結果、對と誓許が過去に行き、第三次世界大戦勃発の原因であるPICを過去の仮暮に完成させないようにすることで問題を解決することにした。

 最終的に二人は仮暮を説得することに成功し、PICが開発されることはなくなり、第三次世界大戦が勃発することもなくなった――、


 その約一年後、友だちグループ九人に加え、ディオネこと土館午言(つちだてまこと)、担任教師の仮暮の計十一人は精神異常者収容所で幸せな日々を送っていた。

 そして物語は、その年の夏休み開始直後、彼ら十一人がひょんな理由から街に赴くことになったとき、再び動き出す――、


《登場人物紹介》

冥加 對(みょうが つい)

本作の主人公。

未来予知に匹敵する程の勘の良さを誇る。

他人に信頼されやすく、助けを必要としている人に自ら近づく傾向がある。

折言の彼氏。

水科 逸弛(みずしな いっし)

本作のイケメン枠。

他人との接し方が上手であり、大勢で話し合うときはまとめ役になりやすい。

沙祈のことを他の何よりも大切にしている。

沙祈の彼氏。

金泉 霰華(かないずみ せんか)

本作の秀才枠。

やや刺々しい口調で話すが、数少ない友人とは仲良くしようとしている。

単独行動を好むが、遷杜と行動するときだけは特別という考えを持つ。

遷杜の彼女。

地曳 赴稀(じびき ふき)

本作の不思議ちゃん枠。

生まれながらの不幸体質であり、不運なことにも委員長に選ばれてしまった。

保護者のような性格のため、向いていないわけではない。

レズであり、葵聖の恋人。

火狭 沙祈(ひさば さき)

本作のマドンナ枠。

完璧超人であり、モデル並のスタイルの良さを誇る。

基本的に逸弛以外のことには興味を示さないが、数少ない友人とは仲良くしようと努力している。

逸弛の彼女。

木全 遷杜(きまた せんど)

本作の主人公の親友枠。

名門道場の出身のため、腕力・体力は同級生に負けたことがない。

冷静沈着な性格で、必要最低限のことしか口にしない。

霰華の彼氏。

土館 折言(つちだて おこと)

本作の清楚系美少女枠。

加えて、本作において一番の常識人であり、メインヒロイン。

落ち着いた性格で、他人思いの優しい女の子。

對の彼女。

本名:土館誓許。

天王野 葵聖(あまおおの きせい)

本作のロリ枠。

常時無口で、眠そうな表情をしていることが多い。

時折狂気が垣間見えることもあるが、基本的にただの小さな女の子。

レズであり、赴稀の恋人。

海鉾 矩玖璃(かいほこ くくり)

本作のムードメーカー枠。

本音と建前が大きく異なる人格を持つが、場の雰囲気を和ませることに一役買っている。

トラブルメーカーでもある。

對に片思い中だが、その想いは実りそうもない模様。

太陽楼 仮暮(たいようろう かくれ)

本作の先生枠。

前作で重要な役割を担ったPICの元開発者。

学会追放後、教師の道に進み、對たちの担任になった。

生徒思いの先生で、保護者の役割も果たしている。

土館 午言(つちだて まこと)

本作の特異点枠。

不安定な状態で出生したため生命維持装置の中で過ごしていたが、手術によって現在はホムンクルスに近い存在になっている。

天才的な頭脳を持つが、非常に口が悪い。

不可能を可能にし、不確定を確定にするという才能を持つ。

実姉である折言を慕っており、その度合いは愛情と呼べる程のもの。

偽名:ディオネ。

星熊 鎖鷹(ほしくま さだか)〕????

月守 御散(つきもり みちる)〕????

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