36話:沖縄から帰ると横浜にも春が
部屋に帰り、ゴールドディスクと言うディスコの始まる時間を調べると21時から2時迄と書いてあったので、21時前に出発しようと考え、フロントに電話して、21時10分前にタクシーをお願いした。
その後、風呂に入って、ビールを飲むと、眠くなり、1時間ほど、仮眠して、20時過ぎに起きて、着替えた。しばらくしてタクシーが来たと言われ、フロントへ急ぎ、タクシーに乗り、5分ほどでゴールドディスクに到着した。
席に着くと、ウエイターが来て、何にしますかと効くので、2人ともセットで、お願いした。セットは、飲み物2杯とつまみがセットになっていて2800円だった。薫子が、ほろ酔いになって、気分が良くなった。
その後、踊りましょうよと言うと、上手に踊れないかも知れないがと言いながら、フロアーにあがり、辺りを見ながら踊り出した。薫子は、踊りが上手で、曲に乗って素晴らしく思えた。そして、踊りを楽しんでいるのが良くわかった。
なにか、開放感さえ感じる気がするくらい明るい笑顔になった。1曲、終わると、楽しいと言い、清水の手を握った。清水が、薫子の顔をのぞき込むと、目が潤んでいるのがわかった。どうしたのと聞くと、うれしくてと言った。
金沢の冬は、雪が多くて寒くて寂しかった。しかし、何とか耐え忍んで暖かい春を待つのよ。それが、横浜に来て雪が降って真っ暗な夜が来る事がなくなった。ここ那覇に来ると跳ね返す位の明るさに満ちあふれている。
そして、若者のエネルギーを感じ、私たちの昔の青春時代を思い出したのと言った。これを聞いて、これから、2度目の青春時代だと思って、楽しめるだけ、楽しんで行こうよと、耳打ちした。
その後、薫子の手を取って、次の曲も踊りに行こうと、清水が誘うと、うなずいて、フロアーにあがって、さらに、アップテンポの曲に負けないように、薫子ははじけだした。それを見ている清水は、うれしくて、しょうがなくなった。
青春って、素晴らしいねと言い、踊りまくった。やがて、11時過ぎて、疲れてきて、そろそろ帰りましょうかと薫子が言うので、清水が了解と言い、フロントへ行き、精算を終えて、店の前で待っていたタクシーで、ホテルに帰った。
その晩も、ビールをあけて、今日の店で踊った曲の思い出、学生時代、もっと、勉強して大学に行けば良かったと、社会人になって、後悔した話などを薫子は、清水に打ち明けた。
そして、ディスコで踊って、体に火がついて、その晩は、心ゆくまで、お互いを愛し合って、長い夜を過ごすことにした。そうして、疲れ切って、いつの間にか、深い眠りについた。
翌朝は、8時過ぎまで寝ていて、起きてから、シャワーをあび、買ってきたパンと珈琲を入れて、朝食をとった。今日は、レンタカーを借りて、首里城から、いくつかの名所を回ろうと言うと薫子も同意した。
9時半頃、ホテルのフロントで近くのレンタカー屋を教えてもらい、小さな車を借りて、首里城へ向かった。21時過ぎに、女性1人と男性4人のグループが、ステージに来て楽器の調整を終わると真ん中の男性が、挨拶を始めて歌う曲を発表した。
男性達は、リーゼントとジーンズ、女性は、ポニーテイルで短いスカート、1970から1980年代のアップテンポのアメリカンポップスを歌い出すと、徐々に会場の雰囲気が盛り上がってきた。
しばらくすると、フロアーに、男女ペアが数組、踊り出した、その踊りが、上手で、さまになっていた。その後、風邪、インフルエンザにもかからず、冬をすごき3月となり15日過ぎに早咲きの桜が咲き始めると多くの桜が一斉に咲き始め、とても素晴らしい。
花見の場所が多いので、散歩しては花見を楽しんだ。中でも、日ノ出町と黄金町の中間にある大岡川の桜は、素晴らしい。この辺では、一番の名所であり、特に夜桜見物には大勢の観光客が訪れる。
もちろん、薫子と清水もでかけたのは言うまでもない。桜が、終わると、今度は、5月過ぎる頃、山下公園のバラと、港の見える丘公園のバラ園の色とりどりのバラが満開になり、咲き誇り、その香りの良さもあって、人気で、大勢の観光客がやってくる。




