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24話:薫子の手料理と横浜観光

 煮付けの良い香りがして、ビールで乾杯して炊きたての御飯とカレイの煮付けを食べると、旨い。

「さすがと薫子をほめると、たいしたことないわよと笑った」

「一緒に風呂に入らないかと、清水が言うと幻滅するわよと笑いながら了解し一緒に風呂に入った」


「風呂では、結婚して子供を産むと胸が、大きくなると期待したけど大きくならなかったと笑った」

「それを聞いて胸も大きくなるが、それ以上に太って腹が出てくるよと語った」

清水が、そう言うと、奥さんが、そうだったのかしらと聞き返すので、一般論だと切り返した。


「腹の出た女より、ずっと良いよと、ほめると、立ち上がってと言い、薫子が清水に抱き付いた」

「薫子が、清水君は、柔道で鍛えた体で、胸板が厚くて、がっちりした体は変わらないのねと言った」

「その後、しばらく抱き合っていると風邪引くぞと言い湯船につかった」

「風呂を出ると買ってきた石川県の銘酒、天狗舞をワイングラスに入れて飲み始めた」


「すっきりして、旨いねと言うと、そうでしょう」

「この酒が、お奨めだと思って買ってきたのよと、薫子が、笑った」

その後も話は続き、薫子が、でも、私、生まれつき、お酒が弱くて、少ししか飲めないのよと言った。


 その方が健康的だよと清水が言い、俺もそうだと答えた。

「ベッドで、薫子が、清水君の優しい所が変わらなくて本当に良かったと言った」

高専を出て、どんな仕事していたのと聞いた。


「転職3つめの会社に入る前から、日本の景気が良くなり始めた」

「大手製薬会社のプロパーの職にありついて生活は一変したと語った」

「給料もボーナスも信じられないくらいの金額を手にした」。

「しかし、その分、営業プロパー同士の売上の奪い合いは激烈だったと振り返った」


「朝7時から夜の21時まで、14時間労働」

「外勤が、10時前から19時半までかかった」

「接待の時は、朝まで飲んだり、2、3泊の接待旅行」「

「早朝から先生を迎えに行ってゴルフをしてご自宅に送り届ける」


「先生の好きな物を調べ、盆暮れの中元、歳暮と、とにかく疲れた」

「激務で多くのプロパーの神経がおかしくなった」

「胃潰瘍、十二指腸潰瘍、メニエール病、交感神経失調症、精神病で退職」


 そんな生活が、約3年続き、ある大学病院の整形外科の先生を通じて結婚する事になる事務の先生を知りテニスをし交際2年で結婚した。でも正義漢が強いのは変わらず、白黒、はっきりとした行動は曲げなかったと告げた。


 曲がったこと、仁義ない事、お礼の言えない者には、よく教育的指導をしてやったよと昔を思い出した。そんな話をしていると、0時を過ぎて、寝よう言い、電気を消した。


「ここらは繁華街で、窓を閉めないと灯りが眩しい所だった」

 そんな日々を過ごしていると

「あっという間に、夢のような素敵な7日間が過ぎ3月25日となった」


 清水は、薫子さんを東京駅まで送り早めの昼食を食べて、ホームで彼女を送り列車が見えなくなるまで手を振った。やがて横浜にチューリップが咲く頃、4月18日に薫子から、清水に電話が入り金沢での後処理は全て終わったと言った。


 2013年4月22日の新幹線「かがやき504号」東京着10時20分、8号車と知らせが入った。ホームで待って、薫子に、再会し横浜駅からタクシーで、マンションに、荷物を置いて、今日は、東京駅で買ってきた旨そうな駅弁で昼食をとった。


 その後、みなとみらいへ、食料品を買いに行った。買い物を終えてマンションで、珈琲を飲みながら、本当に、私がここに住んで良いのねと、薫子が清水に再確認すると、ここは、俺の名義だし、誰も文句を言う奴はいないと明言した。


 それなら良いけれどと言い、「私も食費半分出すからと言うと、君の好きにしてくれと、清水が言った」。それを聞いて「安心したわと言い、薫子は、清水のほっぺにキスをした」。


 山下公園と港の見える丘公園のチューリップは、今が、見頃だから、明日と、明後日、一緒に行こうと良い、君、自転車に乗れるかと聞くと、えー、運動神経はこう見えても良い方よと言った。

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