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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第4章 断罪される少女
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令嬢の覚悟

「……駄目でしょうか?」


「駄目というか……シンシアさん、エルシャーレ家はどうするんですか?」


シンシアさんはエルシャーレ家の一人娘だ。


お母さんは既に亡くなっており、

お父さんも直前に亡くなっている以上、シンシアさんが管理しなくてはならないはずだ。


「……もはや、エルシャーレ家に以前のような力はありません。

出来ることと言えば、遺産の運用で維持費を稼ぐだけ」


「それでも、シンシアさんの遺産でしょう?」


「代理人としてアイナに任せました。仮にそれで維持出来なくなったとしても、構いません」


「え……ど、どうしてですか!?」


「お父様もいなくなり、もはや、あの場所は辛い記憶しかありません。

どこか遠くに行ってしまいたいのです」


「だから、私に同行を……?」


「はい。クリシュナさんの目的は聞いております。

でしたら、セレーナさんと同様、アタシも安住の地を探したいのです」


「……」


「もちろん、タダでとは言いませんわ。この馬車は遺産の一部で買いました。

その他、旅に使えそうなものは買いそろえてきました!だから……」


「あはは……そんな覚悟を見せられたら断る訳にはいきませんね」


「じゃあ!」


「はい、改めてよろしくお願いします。シンシアさん」


「よろしくお願いしますわ!」

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