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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第4章 断罪される少女
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蒼白

「理由は……言わずともわかるな?」


「い、いや……ど、どういうことだっ!?」


「簡単な話ですよ。最初から皆さん聞いてたんですよ」


「なっ……」


私は部屋の壁に触れると、()()()()()()()トン、と音が響いた。


「!?」


「集音魔法と気功の応用です。この部屋全体をマイクのような状態にして、

城全体に部屋の中の出来事が響いて伝わるようにしたんです」


「そ、それじゃあ、まさか……」


「全部、聞いていたんですよ、皆さん。ベルグマン王子も……恐らく国王も」


「!!」


アルベルト王子は膝から崩れ落ちた。


顔色は真っ青で、それが抵抗の意思がないことを表していた。







…………








3日後には私達の全ての取り調べが終わった。


王宮に侵入し、王子の自室にまで押しかけたことに多少のお咎めはあったものの、

アルベルト王子の計画を暴いた功績、

シンシアさんの無実の可能性、

そして、ラン兄さんの働きかけにより、無罪放免となった。






5日後、アンヌ王女の事件にアルベルト王子の関与が判明、

また、裁判でも裏で手を回していたことがわかり、

再調査の結果、シンシアさんのアリバイが立証された。







7日後、略式裁判ながら、シンシアさんに正式に無罪の判決が下る。








――――――アルベルト王子の取り調べは今もなお続いているそうだ。

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