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包囲
「それはどうでしょうか?」
「なにが言いたい?」
「言ったはずです。あなたはベルグマン王子の殺害計画を自白した。
考えようによっては国家転覆計画に等しい」
「ふん。アンヌの殺害よりも罪が重い、とでも言う気か?」
「あるいは。そして、そうであるならアンヌ王女の事件も再調査に及ぶでしょう。
あなたの力が及ばない状態で」
「あっはっはっはっはっは!確かにその可能性はあるだろう!だが、それをどう証明するって言うんだ?
結局は同じことさ!」
「…………」
「衛兵達を呼んである、直に来る頃だろう。牢獄で同じ主張をしてみるかい?」
「……そうですね、それも面白いかも知れません」
「クリシュナさん!?」
「はは!ついに諦めたか!」
アルベルト王子の勝利宣言とほぼ同時に憲兵達が駆けつけてきた。
「あ、ああ……!?」
倒れそうになったシンシアさんを、私は支えた。
「大丈夫です……これで……」
「え……」
「侵入者だ、捕らえろ!」
アルベルト王子の声に従うように衛兵は私達を取り囲んだ。
「……来ていただけますね?」
「もちろんです。ですが……」
「ええ。わかっています」
その時だった。
「アルベルト、お前も一緒に来てもらわねばならない」
その人物が現れたのは。
「べ、ベルグマン兄さん!?」




