そんなこと昔いた世界で聞いたことない
はいR15指定の小説を書いてる13歳のワイですこんにちは。
「ほら、早く歩きなさい」
「はい……」
俺はジラにボコボコにされた後、彼女に無理やり手を引かれて光琉の間に戻されてしまった。
しかし彼女はこれから俺に感謝状が贈られることをしっかりと理解していたため、顔は殴らないでくれた。
帰ってきた俺を見たハイトさんは白い顎髭をかきながら、額に汗を流して困惑した声で尋ねてきた。
「あのーヒダカ殿、大丈夫でしょうか?」
「この姿を見て大丈夫だと思うか?」
「………も、申し訳ございません……ふふ」
おい今確実に笑っただろ。
顔俯かせてるけどバレてるんだからな?
「うわっ、カイトさん、どうしたんですか!?」
「この女にボコボコにされた」
「あ、そうなんですか」
おいもうちょっと心配をしろ。
「………あー、そろそろ始めてもいいかな?」
「ん?誰ですかあなた」
「国王に向かって誰ですかあなたとは、君はいい度胸をしているね」
「え、国王だったんですか!?舐めた口きいてすいません!」
「いやいや、ただの冗談だよ。………さて、パッパと終わらせよう」
「ヒダカ・カイト様。貴方は我々の国で必要不可欠となる王太子ベルン・エルミットの救出に大いに貢献してくれた事に敬意を表し、これを授ける。エルミット国国王アーミー・エルミットより」
国王がそう言うと、感謝状みたいな紙を渡された。
「ありがとうございます」
光琉の間にいる人全員が、俺に対して拍手をした。
前の世界では全くこういうこと無かったから少し緊張してたけど、上手くいって良かったぜ。
その後俺らは用が無くなった王城から出て、前の世界で言う繁華街的な場所を2人と1匹で歩いていた。
ベルンが帰り際ジラと何とか話そうとしてたのは正直言って面白かった。
「無事に終わって良かったじゃないの。まさかあなたが本当に人を救ってるとはね」
「だろ?もっと俺を褒めてくれ」
「キショ」
「……………ケッ」
「悪態をつかない。……さてと、もうあなたは行きたい所は無いの?」
「無いな。ジラはあるのか?」
「うーん。私もあんまり無いわね。とりあえずご飯でも食べましょうか」
ジラがそう言うと俺もそれに流れて適当に決めた店に入ることにした。
店に入ると扉の上にあったベルが力強く鳴ると共に、従業員の「いらっしゃいやせー」という声が店内に木霊した。
店の中をよく見ると大体の人がジラの方を一瞬だけ見つめている。
まあ確かに帝王の娘がこんな所に入ってきたら流石の俺でもびっくりするだろうな。
でももしかしたらこいつが可愛いから見つめてきてる………っていう可能性も考えてみた。
いや、違うな、うん。
いくら考えても俺にはこの暴力女のどこがいいのか全く分からなかった。
「さーてと」
「どうしましょうかね」
「キューイ」
飯を食い終わった俺達は、ただ予定もなく街をぶらついていた。
「もう暇だし、ギルドとか行ってもいいかもしれないわね……」
「うーん。………あ、そういえばジラ!」
「ん?」
「あの店の従業員がやってた手から炎出すやつ何?」
「………………え、あなたもしかして魔法も知らないの?」
「……魔法?」
いや魔法は知ってるが……。こっちの世界の魔法はどんなんなのか分かんないけど。
「えぇ〜………。確かに、あのゴブリンキングと戦ってた時1回も魔法使ってなかったけど………」
「なんだ、魔法ってのはそんなに有名なのか?」
「有名とかのレベルじゃないわよ。魔法の才能が無い人間以外みんな使っているわ」
「へー」
「はぁ。まあいいわ、説明してあげる」
「ありがとうございます」
「キュ」
「まず魔法というのは、生まれつき使える【属性】の種類があるの。多くの人は1つか2つの属性が使えるわ。でもたまに3つの属性が使えたり、1つも属性が使えない人だっているのよ。
そして魔法にはデメリットもあって、魔法は使い続けると体調不良、極度の空腹、場合によっては死亡することもあるわね」
「ほへー」
「キュエー」
「属性は全てで火、水、風、氷、雷、闇、魔、光の8つよ。
そして2つ以上の属性が使える人間は合わせ魔法という技が使えるわ。」
「何それ?」
「キュエキュエ?」
「それを今から説明するのよ。合わせ魔法というのは、魔法の属性を2つ以上持ってる人間のみができる特別な魔法のことを言うの。
例えば火魔法の【火球】という火の玉を出す魔法と風魔法の【加速】という物体の速度を上昇させる魔法を合わせると、火球のスピードが通常よりとんでもなく上がって、威力が上昇するわ。
ただし合わせ魔法は合わせる魔法の数が増えるほど、体調不良などになりやすくなるから、気をつけてね。
それと属性は一部だけど相対する2つの属性というものが決まっていて、その2つの属性は合わせ魔法で一緒に使うことが出来ないのよ。
対象となるのは火属性と水属性、闇属性と光属性ね」
「へー」
「キュエー」
「聞いて無さそうな反応………まあいいわ。それと魔法にはもう1つ【強化魔法】という種類があるわ。私がいつも戦う前とかに囁いてる【リーインフォース】とかいう言葉も強化魔法の1つね。この魔法は身体を硬くしたり、殴打の威力を高くしたり、足を早くさせたりできるの。
そして強化魔法は魔法の才能がなくとも努力次第で手に入るわよ」
「なるほどね!」
「キュエキュエイ!」
「急に態度を変えた。……あ、1つ伝え忘れてたけど、魔属性だけは持たない方が身のためよ」
「なんで?」
「キュキュ?」
「魔属性を持ってる人間は、悪魔に通づる者として処刑されるもの」
「え!?」
「キュ!?」
「私もこの制度はどうかと思うけどね。世界がそう言ってるんだし、仕方が無いことよ」
「へー」
「キュエー」
「それで、あなたは何の魔法が使えるのかしら?私は1つも使えないけど」
「いや魔法の使い方が分かんねえんすよ」
「あ、そういえばそうね。初めて魔法を使う時は、手を空に掲げて「魔法よ、我に力を授けたまえ」って言えば使えるようになるわ」
「何その謎呪文………」
「ま、いいから早く言ってみなさい」
「えー……。…………魔法よ!我に力を授けたまえ!!」
俺がそう言うと、掲げていた手の平に、3つの別の色を持った光が現れた。
それぞれの色は水色、灰色、黒色だった。
「……おー。あなたは3つの魔法が使えるみたいね」
「え、マジ?」
「水色は氷属性、灰色は風属性、黒色は闇属性よ。使える属性が3つある人は、この世界の中で10人に1人くらいね」
「まあまあいないな」
「そうね。それじゃ、魔法の強さを確かめるために、ギルドでも行く?」
「おう!行こうぜ」
「決まりね。あ、ちなみに風魔法は練習すれば空を飛ぶことも出来るらしいわよ」
「そうなの!?」
これは風魔法練習するしかないな。
そんなことを考えながら、俺達はギルドへと向かっていった。
皆さん。
なんとこの小説にブックマークが一つついたらしいです。拍手!!!
いやー嬉しいっすね。
でもまあそれはそれとして、魔法の説明ちゃんと出来てるかな……?
何かおかしな点とかあったら感想に暴言とか書いちゃっていいんで、教えてください。
よろしくお願いします。




