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№6水上ライブ~後編~

 希望へ・・・。


 PМ15時開演。

「ようこそ~柳川白秋祭っ!」静。

「ちぇんじまいらいふライブいざ開宴っ!」綺羅々。

「はっじまるよ~っ!3.2.1」環。

 3人が対岸の公園の観客席にマイクを向けると、

「ぜろっ!」

 と、大きな声が外堀に響き渡る。

 ドンっ!

 3人が立つ水上舞台から花火があがり、観客たちは熱狂の渦へと引き込まれる。



夢の扉ヒラク  作曲AО 作詞CМL


掴んだその手を離さない

ぐっと強く強く強く

ドアノブを回そう

さあ激しい光の渦へ

ちぇんじまいらいふ×ちぇんじまいらいふ 

私たちは歩いて走ってジャンプする

新たなステージへ

テイクオフ・レッツゴーっ!

人生は一度きり

ならば何度も何度もやってみよう

ちぇんじまいらいふ×ちぇんじまいらいふ

時は来たんだ

だから私たちは歌う

心の叫びを

渇望を

夢を

叶える為に

今ここにいる

喜びと希望を

楽しさへと昇華し

ここに

夢の扉ひらくよ



 新曲の興奮もさめやらぬ内に、彼女たちは続けざまに3曲を歌う。

 それから北原白秋作詞名曲の「この道」「砂山」「ペチカ」「ゆりかごのうた」「あめふり」なども披露する。


 そして重大発表をみんなの前で行う。

 静はマイクを両手に持ち、すーっと息を吸うと、

「みなさん、私たちご当地アイドルちぇんじまいらいふは、ここ柳川より全国へ・・・いえ、世界へ飛び立ちます」

 その言葉に大歓声が響く。


「おめでとー」

「我等が誇りっ」

「ずっと追いかけるよ」

「いつまでも柳川魂忘れるな」

「もっともっと活躍キボンヌ」

「ついに・・・ついに」

 観客たちの声がざわめきとなる。


「これも皆様方のご愛顧あってのものです」

 綺羅々はぺこりと頭を下げる。

「夢はまだまだ続きます。私たちは、ずっとずっとご当地アイドルちえんじまいらいふですっ!」

 環は右手を大きく振り、

「まだまだいくよ~っ!」

 ライブは最高潮へと達する。


 そして・・・閉演。

 来てくれた観客に手を振るちぇんじまいらいふ。

 くらっ。

 環はふらつき、慌てて二人が背中を支えた。

「ごめん」

 彼女は笑みをみせると、大きく手を振っていつまでも観客に答え続けた。



 ・・・。

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