No.4ビバっ!沖縄〜中編〜
青春。
フサキリゾートに戻ると、もう夕暮れ時だった。
初秋とはいえ日中は暑かったが、気温も多少下がり、海水浴するにはよい頃合いとなった。
水着へと着替えた女子勢は一斉にビーチへと走りだす。
先頭を駆けだす環は、ちょっぴり背伸びした感のある真っ赤なバンドゥビキニ。
静香は清楚さを感じる白のフリルワンピース。
綺羅々はそのお子ちゃま体型には若干似合わない黒の三角ビキニ。
最年長26歳の茜は、その褐色の肌が良く似合うクロスデザインのマッドグリーンの水着。
皆は砂浜をまっしぐらに走り海へ。
波間に足をすべらし跳ね上げると、夕日に水飛沫が煌めく。
若いみんなは日が沈むまで海を堪能した。
一方、碧と健司の男子陣はホテルからバーベキューセットを借りて、火を起して調理準備へとかかる。
「お疲れ~」
と、そこに遊び疲れた茜がビール缶を健司の頬にあてた。
「つめたっ」
「ははは」 驚く健司を茜は笑う。
「さささ、女子も手伝うわよ~」
年長者である茜の声かけに、
「はい」 と、3人娘は答える。
やがて、網の上に肉などの食材が焼かれ、美味しい匂いが鼻腔をくすぐる。
プシュ。
ふたりはビール缶のプルタブを開け、 20歳未満の4人はシークワーサージュースを掲げ、
「かんぱーい」する。
皆んなはお腹いっぱい食べ、めいめいに語りあう。
それから、許可された砂浜で手持ち花火を楽しんだ。
海に映るは様々な色に煌めく光。
最後は打ち上げ花火、ドラゴン、大筒、そして落下傘など。
落下傘をゲットすべく砂浜を走る皆、青春しているという言葉が相応しい。
そして線香花火、碧は放つ小さな光りが環の横顔を美しく照らし出すのを見てドキリとした。
〆にはナイトプール。
真上の夜空には、月と満天の星々が輝く。
プール脇のちょっと控え目な灯りと相まって、碧と健司は女の子たちが、いつもと違って、美しく神聖なものに見えた。
凛とした不思議な気持ちと興奮、相反する感情がそこにはある。
楽しんだ一同は、コテージに戻るなり爆睡と相成った。
よかね〜。




