キミの名は?(をい)
さて、軽いジョークでほのぼのした所で少し話は変わります。
学園の教師のほとんどが過去に問題を起こした人間で構成され、故郷と呼べる地域であれば、街の角を曲がればアサシンのお出迎えくらいは当たり前で、用務員などには某国の騎士団や冒険者ギルドといった組織が血眼になって捜索し続けている者もいたりする。
そうした者を、校長が教師にスカウトしてくる。
まぁ、いわゆる狂人と呼ばれる部類の天才とか、魔法が蔓延した世界では理解されない科学者など、神も魔も存在するこの世界では“外法”と呼ばれる道を突き進んだ者達のである。
物理科学で神の定めた生の法則をねじ曲げ死人すら生き返らせる医療技術なぞ以ての外なのだろうが、どれほど危険な技術であろうとそれが単純物理の技術なれば、神も魔もそれを認識する事はなく、まさに神にも魔にも存在を見放された者と言える。
学園教師の中にも、教頭のような大公国の貴族の血統派の教師も雇われてるのだが、ボンクラ教師含め教え子に“そう”であるなど理解すら出来ない。
そして、ここの狂人とは誰より常識ある普通の人でもある。
テンションのまま試してから、結果を後悔して逃げた先にいた学園長の手引きで逃げてきたタダの人。
後悔はしたがもはや後悔はないから、自分がかわいいから責任とらずに逃げてきたちゃったテヘペロな教師が幾人もいる。
もとより、頭脳は高く失敗したから教え方も上手な素晴らしい教師が教鞭をとる。
貴賤を差別し縦社会を語る血統派教師達を反面教師に、今日も学び屋に生徒達の笑顔は絶えない。
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(とりあえずifは忘れて下され)
学園祭なのに、ものっそい暗い雰囲気のが歩いていると思って聞いたら新らしく雇われた教師だった。
体術の教師に指名されたのだが、人と喋るのが苦手なんだと。
すれ違いざまに、私の顔を見て“生きてて楽しいか?”なんて意味深な捨てゼリフを残していきやがった。
普通なら頭に来そうなんだが、振り向いた先の背中が煤けてて、鬱とかストレスとかもう末期なんだろうとしか思えなかったんだけど、私なら敢えてこういうだろう。
―中身オッサンでゴメンナサイ。(首になわわわ)
生きてて楽しいかなんて、ちょっと不謹慎な言葉だと思うより、私はとりあえず生きてて楽しいですよ。
テキトーに生きてますし。
普通は“なんだコイツ”で終わるだろうね。
まだ、通りすがりに語りかけられてるくらいだから死にはしないだろうけど、先生さまはどんだけ思い詰めてのさ。
ストレス溜め込んで、人見知りになる人とかも普通に居ますから、それからしたらましなんでしょうけどね。
この学園なら、あんま質の悪い生徒いないと思うんだけどな。
しかも、軍で法律関係に従事していたらし。
やだ。人見知りからアサシンまで同じく法律家とか、この国禄な人間いない。
まあ、がり勉系エリートとかってそんなもんか。
とりあえずそこの君は…。
―逝ってヨシ!!




