みつめる大型肉食獣
短いです。件のアサシン出したいんですけど難しいですわ
教室を出てからは、エリックの行きたい所に任せ幾つかまわる。
棒飴細工とか、ビーズ細工など行きずりに小物の売り込みをしているらしき生徒とすれ違うが、目も合わせてもらえぬぬ。
むしろ限界まで目線を逸らされているような。あれか、貧乏人に見せる安いもんはねぇってか?
一応、働いて給料貰ってますから次に見かけたら声くらいかけては下さいませんかね。
昼近くになる頃には劇が終わったようで体育館の方が騒がしくなってきた。
はは、身なりのいい人がゾロゾロまるで濁流のようで、エリックに手首を掴まれて移動しているからか、やたらと生暖かい目で微笑まれるのです。
エリックが、普段会えない親戚の姉とかに会った子供みたいなテンションで付き合う私はちょっと歩くのに疲れてきた。
みんな優雅に歩いてるのになぜかここだけ小走り多発地帯です。
貴殿はヲナゴに気を使うといい。
一緒に学園に居るときはこんなではなかったのにどうしてこうなった?
あのエリックがプレイボーイにでもなってしわったらお姉さんかなしいわ。
悲しいけど、はやく気配りの効くイケメン貴族にならないかぬ?
ほらほらよく見て、隣のお嬢さんの足はくたくたですよ?
「エリック少し休みませんか」
空き教室は一般向けの休憩室として解放されているのだとクラスメイトに教えて貰ったので、そうした部屋にさしかかった時エリックに声をかける。
「ふむ、他に人もいないようだな」
ガラス窓から中をのぞき込んだエリックは扉を開いて半歩身を入れた。
「「あ」」
何かに気付いて直ぐに扉を閉じた。
なにやら内部にいかがわしい事をしていたアベックさんが居た模様。
「…この部屋はアティにはまだ早いようだ」
先ほどより強い力で、私の手を引いて歩き始める。
もう、牽引とかの牽いて歩くのが正しいですかね。いや、それにしてもエリックが顔色一つ変えない方がおかしくないですか。
「…ちなみに、何がありましたか?」
「気にするほどでもない。どうせ、父上の言う大人の情事と言う奴だ」
おーい。




