第九話 至上最大の奇襲作戦
「ディー コリディアーン!」
構成員たちは一斉に私に向かい敬礼した。
ついに本日、原子力潜水空母デッド・ピアスが4隻、無事、完成したのだ!来月にはニューヨ
ーク・ハワイ・ロスアンジェルス・ワシントンDCに奇襲を敢行し、重点爆撃する。キム・ショ
ンイルとも話はつけ、トウキョー ヨコスカ オキナワ にテポドンが発射され、日本の米軍
及び、日本の中枢機関も殲滅する・・・。中東ではイラク・アフガニスタン・シリア・トル
コが協力し、アメリカ軍を駆逐する・・・。
NinJAとグり−ンスネークにより廃墟化したワシントンを制圧・・・
完璧な作戦だ。
・・・・・・・そして、一ヵ月後、・・・・・
実際にそれらの作戦は実行され、ニューヨーク ハワイ ロス ワシントンは焼け野
原となり、アメリカ合衆国はあえなく降伏した。
日本も瀕死のダメージを受け、残された大国、ロシア、EU、中国は混乱の一途をたどった。
日本は九州、四国地域、北海道は被害はなく無事であったが、もはや、運輸、通信、経済、行
政 あらゆるものが機能してなかった。
私は焼け野原となった東京に再上陸し、そこを新地球連邦コリディアースの首都とし、副首都
をニューヨークとし、新たなる国家の建設を始めた。しかし、愚かなることに、ロシア、EU
(ヨーロッパ連合)、中国は我がコリディアースに宣戦布告してきた。第三次世界大戦の勃発
である。
冷静に考えて、所詮テロリスト軍団であった我が傘下の兵数は10万に届かず、600万を超
えるユーラシア大陸連合(ロシア、EU、中国)に勝てる見込みはなかった。中東におけるトル
コ、イラク、アフガニスタン、シリア OPEC諸国がもし味方になったとしても、勝敗はあきら
かだった。そこで私はためらうことなく、摂取したアメリカの核ミサイルをユーラシア各都市
に向けて撃ちつくした。世界は崩壊した・・・・・・・。いや!これから始まるのだ!もはや
国家といわれたものはすべて崩壊し、国境さえなくなった。唯一、残った国は我が新地球連邦
コリディアースのみ・・・・・・・。
これより、私が世界の皇帝として全宇宙を掌握するのだ!
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・・・しかし
ことはそう簡単には運ばなかった。各地域で反乱が相次ぎ、ここ、コリディアースの副首都ニ
ューヨークでもレジスタンス(反政府軍)が結成され、新地球連邦、(コリディアース)を苦
しめていた。レジスタンスのリーダ〜の名前は古居武男、もとコリディアスの正社員構成員に
して、過去にバイト構成員300人を率いて反乱をおこした男でもある。彼はアメリカ陸軍の
残党を指揮し、ゲリラ戦において我がコリディアースを散々に討ち破った。ゲリラ戦には必
ず、女戦士真田〜んが出てくるという。女戦士真田〜んは、サーベルで戦車を切り裂き、機関
銃の集中砲火を切り抜け、爆撃機の爆撃からさえ生き残った。無論、NinJAやグリーンスネーク
ですらもたちうちできず、もはや、彼女を止められるものは核兵器くらいしかなかった。しか
し、すでに新地球連邦コリディアースには核ミサイルは10発も残っておらず、新たなるミサ
イル施設の建設が必要だった。私はサイレント・ピエールに命じて核ミサイル施設をオハイオ
州山中に建設を急がした。
その次の日、私は休暇をとり、日本へ向かった。第三次世界大戦勃発後、ユウキちゃんとの連
絡がとれなくなっていたのだ・・・。
私は岡山へと急いだ。
大分 自分のストーリー構成力の無さと持続力の無さが身にしみてきました。
ので、そろそろ、この小説を完結させる方向で・・・。