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第八話 激闘淀川〜後編〜

激闘淀川〜後編


私がたどり着いた時には、すでにふがいないNinJA達は泡を吹き全員気を失っていた。

そして、西洋甲冑を着た、女戦士真田ーんは深い鉄兜の隙間から視線を私に向けていた。

状況は良いとはいえないだろう。が、私には策がないというわけではない。私は上空に待機する特殊ヘリ・タイガーの方向にむけ、特殊携帯オスカーのカタカナ変換ボタンを押し続けた。

ピッピッピッピッピッピッビコ〜ン!イエース!

オスカーがそう機械音を出すと上空の特殊ヘリ・タイガーは4足歩行ロボタイガーへと変形し、地上へ着地した。

「ドッスン!スチャッ!スチャッ!キューッ!!!」

・・・・・・4足歩行ロボ・タイガーとはサイレント・ピエールの教え子であり、ロボット工学者の津久田平八郎博士が考案した、時期コリディアス主力兵器であり、ガトリング砲、および劣化ウラン弾を2発搭載している。ヘリが地上兵器に変形するということにより、あらゆる地形での戦闘が可能である。(燃料は単四電池4000本で3時間稼動・・・単四電池以外動作不可・・・・。)私が長々と4足歩行ロボ・タイガーの取り扱い説明書を読んでいる間に戦闘が始まった。タイガーの口に装備された88ミリガトリング砲が火を噴いた。一発喰らえば鉄鎧といえども大穴が開くであろう。


ズキャキャキャキャキャキャ!


しかし、女戦士真田ーんは鉄鎧を着ているとは思えないほどのスピードでスワローのように低空を滑空し、ガトリング砲をかわした。タイガーの座席に座ったちょび髭のエースパイロット伊藤はあわてて誘導式劣化ウラン弾の引き金をひいた。

「こんな街中でそんな物騒なものは使わせないわ!」

虎の目の穴に仕込まれた劣化ウラン弾が発射される刹那!

・・・

真田ーんが高速で投げつけた、サーベルはタイガーの目に突き刺さった。


ズッカターン!ボッフォ〜!


タイガーは爆発炎上した。

しかし、パイロットの伊藤は緊急射出脱出座席に守られ、無事非難した。ただ一人残された私は、特殊携帯オスカーのサイドキーを押した。


「ガシャ バキ ガシャ!」

オスカーは特殊レーザーガン・オスカーへと変形した。私が銃口を真田ーんに向けると、すでにヤツは四足歩行ロボ・タイガーの残骸からサーベルを抜き取り、それを振り払った。サーベルはなんの刃こぼれもなく、刀身が夕日を反射し光り輝いた。私はオスカーの引き金を迷うことなく真田ーんの心臓めがけて3回ひいた。


が・・・


引き金を引き終わったあと、私の狙ったさきにヤツの姿は存在しなかった。ヤツは凄まじいスピードで私の懐に飛び込み、私のアゴに蹴りを入れると、私はのけぞり、ふっとび川原に仰向けに倒れた。


しかし、わたしは強烈なダメージをくらったにもかかわらず、幸いにも、特種レーザーガン・オスカーだけは握り締めたままだった。しかし、ヤツは軽く地面をけりジャンプすると、私の身の転がる川原に着地し、私のオスカーを持った右腕を片足で踏みつけた。そして、ヤツは私の首にサーベルの切っ先を向けた。ところがヤツは何かに躊躇したのか、サーベルの切っ先を私に向けたまま震えだした。そのときであった。


「ワヲン!ワヲン!」

通りすがりのオバタリアンとその愛犬ペソである・・・。真田ーんはあわててサーベルを鞘にしまい、黄土色の淀川へと飛び込んだ。

通行人のオバタリアンはそこにへたり込み、失禁しているようだった。

わたしはなんとか起き上がり、赤ひげにすぐに連絡し、事後処理をすますようにと指示した。あたりはすでに暗闇に包み込まれようとしていた。わたしはカブをとばし、ヘッポコファイブへと急いだ。


私が観覧車乗り場にあわてて戻ると、ユウキちゃんがふくれっつらで待っていた。私は彼女にしこたま奢らされたあと、彼女の実家の岡山までおくった。


T市の駅で別れ際に彼女を抱きよせようとしたが、ユウキちゃんはなぜか観覧車の中のときのように私に体をあずけず、わたしの両手を振りほどいた。

「ごめんなさい。今日は暑くて、汗かいたから、あたし臭いから。」

彼女はそういうと自転車にまたがり、手を振り言った。

「今日はありがとう。楽しかったです。じゃあまた連絡するね!」

私はやり切れぬ思いを胸にユウキちゃんを見送った。


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