表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
90/90

第90回 最新技術は軍事から生まれる

 またまたお久しぶりになってしまいましたが。


 今回は、「ロシアによるウクライナ侵攻」について。「それ、もう日本史関係なくない?」って思われるかもしれませんが、日本にも関係があるという話を後でします。


 まず、このウクライナ戦争と言ってもいい事態。一向に終わる気配がありません。


 2022年2月から始まった、ロシアによるウクライナ侵攻。

 先日、ついに「第一次世界大戦の期間(1568日) 」を越えて「20世紀以降の戦争では最長」になったそうです。


 その前に「第二次世界大戦における独ソ戦(約1418日)」を越えたことでも話題になりましたが。


 開戦から約4年半。その間の両軍の死者数は、ロシア側は約30万人、ウクライナ側は約20万人と言われています。


 そして、この戦争が、戦場を変えたのが「ドローン」。


 ウクライナは、無人ドローン兵器を多数使用して、それを前線に投入。

 旧態依然とした、旧式戦車で侵攻してきたロシア側を上から攻撃。


 ドローンが戦場の主役になった、初めての戦争、それがこのウクライナ戦争と言われています。


 無人偵察機みたいのは、前からあったそうですが、大きくて動きが遅く、対空ミサイルには対抗できなかったそうです。


 そこで、登場したのが、FPVドローン。

 これは、搭載されたカメラの映像をゴーグルやモニターで見ながら遠隔操作によって、操縦するドローンで、これに手榴弾や地雷をくくりつけて投下するようになったとか。


 この辺は、ロシア関係の軍事専門家である、小泉悠氏がおっしゃってましたが、ドローンの製造、開発にウクライナ側は相当注力しているようで、日進月歩で技術革新が進み、特にウクライナが使用するFPVドローンは、元々あるものを改造して前線に出していますが、ソフトウェアが良くないと言われれば、その日の夜のうちにプログラマーが必死に改良するそうです。兵器メーカーの人たちからすると卒倒するような速度で開発が進んでいて、この辺が「最新技術は軍事から生まれる」というタイトルにつながってます。


 皮肉なことですが、人類における「最新技術の発展」には必ずと言っていいほど軍事が絡みます。


 飛行機、インターネット、AI、ドローン。全て戦争に使われています。また、戦争に使うために開発されています。


 では、このドローンが「変えた」戦争とはどういうことか、と言うと。


 究極的には、ものすごく機動性があることだそうです。


 20世紀に飛行機が出てきて、空が戦場になったわけですが、飛行機というのは少なくとも1000メートルか2000メートル上空を飛びます。それに対してドローンは、飛行機で飛ぶには危険な100メートルくらいの低いところを飛ぶことが可能な上に無人です。このため、ドローンで偵察することで、お互いが丸見えになり、奇襲ができなくなりました。


 人間というのは、元々「空からの攻撃」には弱いので、この無人ドローンの活用によって、一説では「スナイパーがいらなくなった」とまで言われているそうです。


 ウクライナの公表資料では、年間400万機も各種ドローンを生産しています。つまり、1日1万機強のドローンを作って、全戦線で使っていることになります。


 一応、ロシア側にもイラン製のシャヘドというドローンがありますし、最新技術はウクライナが作り、それに対抗してロシアも作り、さらにウクライナが改良するという、技術競争になっているそうです。


 さて、では日本はどうするべきか、という話ですが。


 日本には、ウクライナやロシアのような広大な土地はありません。


 日本は海に囲まれた国なので、ウクライナの経験がそのまま生かせるわけではないですが、仮に日本が戦争に巻き込まれた場合、最初の戦闘は海になりますし、離島での戦闘になる可能性が高くなります。


 そして、問題なのが、自衛隊の数。

 自衛隊全体の定員は、現在約24万7000人で、現員は約22万人です。そして人口減少が今のままで推移すれば、2040年には自衛官が13万人くらいになるとの見方もあります。


 人数が増えないどころか、減っていくことは確実です。仮に中国の人民解放軍が同じペースで縮小したとしても、おそらく100万人規模の軍隊を維持できると言われています。


 なので、これから日本の防衛に役立つのは、むしろドローンやAIロボットでしょう。


 イージス艦はフルオートにすれば、乗務員がいなくても攻撃できるようになるそうですが、現在の技術では無理があるそうです。


 国産ドローンを生産する民間企業では、テラドローン社(東京都・渋谷区)が防衛装備庁の入札で「モジュール型UAV(汎用型)教育用」300式の製造請負を1億1500万円で落札し、今年5月に契約を結びました。また、6月にはウクライナのドローン新興企業2社を買収しています。


 また、防衛省が進める無人アセット(無人装備品の総称)による多層的沿岸防衛体制「SHIELD」も、海空ドローンを展開する構想になっています。


 こういう話をすると、左翼が「戦争が」、「民主主義が」と言ってきますが、現にミサイルを撃ち込んでくる半島の国とか、大陸の国に囲まれているのが日本なので、私は、「防衛力=抑止力」になって、武力は絶対に必要だと思っています。


 だって、「中国が攻めてきたら話し合いを」なんて言ってられず、無条件に日本人を殺してくる可能性は十分ありますし、向こうはそういう教育を何十年もやってますからね。


 ということで、だんだん映画「ターミネーター」のような世界になってきたようで、無人機やロボットが戦争する時代になって行くとは思います。


 過去、太平洋戦争において「大艦巨砲主義」を掲げ、飛行機が戦場の主役なのに、巨大な戦艦を造って、敗戦に追い込まれた日本。


 同じことはして欲しくはないですね。

 もっとも、ロシアは今回の戦争で、正直、かなり痛めつけられて、経済がボロボロなので、仮に今の戦争が終わってもしばらく日本に攻めるような余力はないでしょうけどね。


 怖いのは、やはり中国ですね。何をするかわからない怖さというのは常にあります。マスコミは絶対言わないですが。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ