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第百六十二話
源助は左足の大腿の中ほどから下が無く、鉄で作った義足を装着していた。
源助は、傍らに置いていた松葉杖を突き、足を引きずるようにして部屋を出て行った。
源助と入れ替わるようにして、穣姫が秀忠の前に現れた。
穣姫は、後ろ手に襖を閉めると、秀忠の耳元に唇を寄せた。
「英断、英断。これで次こそは」
甘ったるいが、訓戒を含ませた声で穣姫はそこまで言うと、秀忠の耳を長い舌でペロリと舐めた。淫靡に着崩された赤襦袢の襟元から、真っ白な肌が見える。
源助は左足の大腿の中ほどから下が無く、鉄で作った義足を装着していた。
源助は、傍らに置いていた松葉杖を突き、足を引きずるようにして部屋を出て行った。
源助と入れ替わるようにして、穣姫が秀忠の前に現れた。
穣姫は、後ろ手に襖を閉めると、秀忠の耳元に唇を寄せた。
「英断、英断。これで次こそは」
甘ったるいが、訓戒を含ませた声で穣姫はそこまで言うと、秀忠の耳を長い舌でペロリと舐めた。淫靡に着崩された赤襦袢の襟元から、真っ白な肌が見える。