第十話 irreversible
マイティの攻撃はアルスにヒットした。だが…
グサッ
勇者マイティ「は…!?」
アルス「それはダミーだ。俺の思った通り、お前の攻撃力だと斬った時に斬った物の硬さの違いに気がづけないほど刃がよく通る。ダミー(丸太)との違いに気づけない程にな」
ヒーラースキルを発動したのもブラフだった。
マイティはまだ死んでないが刺された痛みで立てない。
アルスはあえて急所以外を刺しまくる。
勇者マイティ「クソが…ッ!俺の負けだ…殺せ…!」
アルス「え、無理wwwwww」
アルス「俺が簡単に楽にする訳ないじゃんww」
プスプスと刺しまくり、適度にヒーラーで治す。
向こうにいるカレンが叫ぶ。
カレン「アルス…もうやめて…!あんたがそいつを憎んでいるのは分かる!でもあんたにそんなことをして欲しくない!」
アルス「断る。カレン、君は何か勘違いしている。俺はレジェンダリーヒーローズに平穏を壊された。あのおっさんが殺されたのもこいつらがいなければ無かった話だ。」
水魔法で水責め、炎魔法で火あぶりをする。
マイティ「う…げぇ…もう…やめ…」
残りの魔力で弱めの魔物を召喚し、マイティの身体を貪り食わせる。
そしてカレンの拘束を解く。
カレン「ごめんなさい…ごめんなさい…」
アルスに抱き着く
アルス「魔族相手だし、逃げれなかったのはしょうがないだろ?元気出せよ。」
カレン「違う…あんたがそんなに自分を追い込んでいたのに気づけなかった…もっと強く止めていればよかった…あんなの…アルスらしくない…!少し前みたいに…卑しくて…適当で…弱い所もあった頃に戻ってよ!」
カレン「やっぱり…強さなんていらない。私が話し相手になってあげる…だから…誰もいない草原に家を建てて…そこで平穏に暮らしましょ…」
アルスは目をそらす。
アルス「カレンには感謝している。その提案もいいかもしれない。だけど…俺はもう戻れない。人間を殺した…俺はもうヒーローにも一般人にもなれない。」
カレン「そうよ…あんたはヒーローにも一般人にもなれないし、変に優しいから悪役にも成り切れない…!…だったら何になるつもりなの!?」
アルスの無表情が崩れる。
アルス「…分かんねぇよ…でも…戦うしかねぇんだよ!」
カレン「そう思ってるのはあんただけ!考えなおs…」
アルス「黙ってろよ!」
カレンは俯いて何も言わなくなった。
その後、カレンと村に戻る。
村は怪我人で溢れていた。が、幸いにも死人は出ていなかった。
アルスはマイティから奪った金で宿屋に泊まる。
そして次の日…
村には包帯をつけた人が多かったが、それ以外はいつもどうりの平穏な村だった。
ギルドに行き、またクエストを受けようとするが、アルスが来た瞬間カレンが受付のシャッターが閉まった。
アルス「クエスト受けたいんだけど」
シャッターを叩く。だがシャッターは開かない。
アルス「…」
アルスが悩んでいると、馬車の音がした。




